英サン紙に対する名誉棄損裁判で敗訴した俳優のジョニー・デップが、再審理を求めているという。英デイリー・メール紙が伝えている。
ジョニー・デップは2018年に「妻を殴る者」と報じたイギリスのメディア サン紙に対し名誉棄損の裁判を起こし、今年7月より裁判が行われていた。元妻のアンバー・ハードも出廷し、お互いの意見は真っ向から対立。アンバー側から様々な暴力やドラッグの証拠を出されたジョニーは敗訴した。
そんなジョニーであったが、サン紙に対する名誉棄損の主張の再審を命じるよう、高等法院に要請したという。
報告書によると、ジョニー側は「公正な裁判を受けなかった」と主張。彼の法務チームが上訴裁判所に提出した法的文書には、「裁判官の判決は明らかに間違っている」「明らかに安全ではない」とあったという。
ジョニーの法廷弁護士であるデヴィッド・シャーボーンは、上訴裁判所に「判決を破棄し、新しい裁判を命じる」ことを求め、この事件の裁判官は証拠と議論を検討しなかったと主張している。
ジョニーは敗訴が決定し、すでに撮影を始めていた映画『ファンタスティック・ビースト3(仮タイトル)』の降板を発表した際にも「イギリスの裁判所での理解しがたい判決は、真実を伝えるための私の戦いを変えるものではありません」「私の決意は強く、私に対する疑惑が虚偽であることを証明するつもりです。私の人生とキャリアはこの瞬間を境に決まるものではありません」とつづり、上訴する意思を表明。
さらに今月上旬にも、「Press Association」が取得した公的文書で、ジョニーがイギリスの上訴裁判所に対し上訴の申し立てをしたと伝えていたことから、今後もさらに戦い続ける可能性は高いだろう。
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