先日シーズン2の最終話がついに配信された、『スター・ウォーズ』のスピンオフ実写ドラマ「マンダロリアン」。仕込まれた数々のサプライズに驚かされたファンも多かったことだろう。
※ここからは「マンダロリアン」シーズン2最終話のネタバレを含みます。
ルーク・スカイウォーカーの登場や、ボバ・フェットのスピンオフ作品制作発表など、ファンによっては予想されていたものもあったようだが、意外だったのはビブ・フォーチュナの再登板だ。
放送終了後、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に続きビブ・フォーチュナを演じたマシュー・ウッドが、長い沈黙を破りコメントした。
[PR]12月24日、ツイッターを更新したマシュー・ウッドは、「またあの特殊メイクができるなんてすばらしい気分だ。ボバが近づいてくるにつれて、1979年に買ったケナー社の購入証明書が何かの役に立たないかと思っていたんだが」とコメントしファンをよろこばせた。
It has been a literal BLAST to don the the lekku again as Bib Fortuna for #TheMandalorian As Boba made his way toward me, I’d hoped that all the Kenner proof of purchases I sent in for him in 1979 would have come in handy…. pic.twitter.com/6SWFWT96G0
— @matthewood (@matthewood) December 23, 2020
これは、トイ・メーカーのケナー社が1979年、『スター・ウォーズ』1作目(エピソード4)の公開にあわせて、フィギュア4体分の購入証明書とディスプレイ、ステッカーをセットにしたクリスマス用ギフトパッケージを販売し、この証明書をケナー社に送るとボバ・フェットら人気キャラクターのフィギュアが送られてくるというキャンペーンを皮肉ったものだ。当時は料金先払いというシステムにより炎上した商法だったが、ボバ・フェットのフィギュアに不具合が見つかり交換などが発生したこともあり、現在彼のケナー社製フィギュアにはかなりの高値がついている。
なお、もともとビブ・フォーチュナを演じていたのはマシューではない。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』ではマイケル・カーターが演じ、エリック・バウワーズフェルドが声を担当していたのだ。
そして今回、わずかな時間ではあったものの「マンダロリアン」の最終回にビブ・フォーチュナが登場したことで、旧三部作と続三部作をつなぐ架け橋の1つとして大きな役割を果たした。最終回で発表されたボバ・フェットのスピンオフ作品「ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット」にも登場が期待されるキャラクターだ。