J.J.エイブラムス監督が初めて『スター・ウォーズ』シリーズのメガホンをとった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されてから数年が経つ。のちに続く2作品とともにスカイウォーカー・サーガの終幕に重きを置いた作品にするうえで、懐かしさと新しさを融合させる必要があった。大きなプレッシャーがかかる中で、続三部作の1作目となる『フォースの覚醒』にはボツとなったストーリーも多くあったようだ。そのうちの1つについて、作家のアラン・ディーン・フォスターが明かした。
『フォースの覚醒』のノベライズ版を手がけたアラン・ディーン・フォスターは、先日出演したYouTubeチャンネル「Midnight’s Edge」にて、ボツになったストーリーについて、「もう十分な時間が経っただろうから、1つだけ教えておくよ」とし、「ジョン・ボイエガが演じたキャラクターとデイジー・リドリーが演じたキャラクターの間には、恋が始まりそうな瞬間があったんだ。でも、『最後のジェダイ』でも2人の関係が発展することはなかった」と語っている。
確かに、『最後のジェダイ』では前作のストーリーを持ち越していない部分も多くあった。『フォースの覚醒』でフィンとレイの間に恋の予感があったことはファンでも感じ取れたほどだ。しかし、結局『スカイウォーカーの夜明け』でもその関係は変わらなかった。
アラン自身は、続三部作の仕上がりに納得がいっていないようだ。『最後のジェダイ』についても、「ひどい映画だ」と語っていた。アランは『スカイウォーカーの夜明け』においてレイの脳の一部をドロイドにするという案も出していたようだが、採用されることはなかった。
[PR]作品内におけるフィンの存在についても、大きな議論の的となった。大役を担うはずだったフィンが、結果としてあまり存在感のない内容となったのだ。これについては、フィンを演じたジョン・ボイエガ自身も異議を唱えている。