公開から16年経った今でも、名作として色褪せない映画『きみに読む物語(原題:The Notebook)』。ライアン・ゴズリング演じるノアとレイチェル・マクアダムス演じるアリーの恋物語は世界中で愛されることとなり、大ヒットを記録した。
そして今回、この名作映画についてこれまで明かされてこなかった舞台裏を紹介しよう。
1. 実話に基づく物語
信じがたいことかもしれないが、この物語は実話に基づいている。原作者のニコラス・スパークスが、当時の妻キャシーの祖父母の恋愛を描いたものだというのだ。
ニコラス・スパークスは自身のウェブサイトにて、「この2人を見ていると、結婚して60年経った今でも、まるで新婚のようにお互いを気遣いあっている姿に感銘を受けた。結婚初日のような気持ちを思い起こさせてくれるような2人だった」とつづっている。
2. もともとのノア役候補は
当初、劇場版の監督にはスティーヴン・スピルバーグが興味を示していた。そしてその際、彼がノア役にと指名したのはなんとトム・クルーズだったのだ。
ところが、スケジュールの兼ね合いもあり計画は頓挫。その後ニック・カサヴェテスが監督となり、制作が進められることとなった。そしてニック・カサヴェテス監督からオファーを受けたのが、ライアン・ゴズリングだ。カサヴェテス監督はその後の取材で、「ライアンを初めて見たとき、『彼以外に考えられない』と思ったんだ。すぐに制作会社に伝えたよ」と語っている。
3. もともとのアリー役候補は
レイチェル・マクアダムスがアリー役に内定する前、候補に挙がっていたのがかつてのライアンの共演者、ブリトニー・スピアーズだった。2人は12歳のころ、「ミッキー・マウス・クラブ」で共演している。
その後レイチェルが内定したが、彼女はもしブリトニー・スピアーズがアリーを演じていたら「まったく別の映画になっていたでしょうね」と語っている。
4. ジェシカ・ビールもオーディションを受けていた
アリー役のオーディションを受けていたジェシカ・ビール。以前雑誌の取材でジェシカは「私はほんとうにこの役をやりたかったの。私は『テキサス・チェーンソー』の撮影の真っ最中で、血だらけでライアン・ゴズリングとオーディションを受けたのよ」とエピソードを明かしている。ほかにもリース・ウィザースプーン、アシュレイ・ジャッドもオーディションを受けていたという。
5. 主演のふたりは仲が悪かった
主演のライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスは最初は仲がよくなかったのだという。しかもかなり仲が悪く、ライアンはレイチェルを別の女優に変えさせようとしたほどだったという。しかしその後ふたりは交際をスタートさせ、ハリウッドの注目カップルとなった。