現在公開中の『ワンダーウーマン 1984』で監督を務めたパティ・ジェンキンスが、ネット上で話題となっているワーナーブラザースとの対立についてコメントした。
ことの発端は、ジェンキンス監督がポッドキャストに出演したときのこと。彼女は2017年の『ワンダーウーマン』が作られるまでの困難な道のりについて語り、その中で「彼らは、ビアード(その場をよく見せるためだけに雇われる人)として、私を雇ったのだと思います。私に“女性”としてセットを歩き回って欲しいと思っていたのです」「彼らは私の脚本を読もうともしませんでした。自分とは違うやり方や違う視点に不信感を抱いていたのです」とコメントした。
このポッドキャストの後、ジェンキンス監督とワーナーの対立についてネット上で話題になっていた。そのことを受けて、ジェンキンス監督は現在の心境をコメント。
「この手の記事はどこにでもあるし、真実ではないの。『ワンダーウーマン』をめぐって、ワーナーブラザースとの“戦い”はなかった。私が話しているのは、10年にわたる10人の重役との話し合いのこと。”ビアード ”の件は、他のスタジオの他のプロジェクトについてだった」とツイートした。
Versions of this article seems to be everywhere and not true. There was no "war" with warner bros. over ww. I'm talking about 10 years of discussions with 10 different execs through them. And whole beard thing was about other projects at other studios.
— Patty Jenkins (@PattyJenks) January 6, 2021
その後もツイッターで、ワーナーブラザースピクチャーズとザック・スナイダーをタグ付けして感謝の意を表した。
I felt extremely supported in my vision on both films by @wbpictures, @ZackSnyder all the producers and everyone on board our eventual team. Just was a long road to get to make it. Let's chill the dramatic headlines like "war". https://t.co/V7Tj1rOTBS
— Patty Jenkins (@PattyJenks) January 6, 2021
『ワンダーウーマン 1984』はスピード・力・戦術すべてを備えたヒーロー最強の戦士ワンダーウーマン(ガル・ガドット)が、禁断の力を手にしたかつてない敵マックスと、正体不明の敵チーターに立ち向かう姿が描かれている。日本では先月18日に公開され、アメリカでもよクリスマスの日に公開となった。アメリカでは、映画館とHBO Maxの両方で楽しめるため、すでにネット上ではさまざまな感想が寄せられている。