新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年行われるアメリカ最大の音楽の祭典第63回グラミー賞授賞式が、1月31日から3月14日に延期された。これに伴い、グラミー賞を統括するハーベイ・メイソン・Jr.氏がインタビューに答えている。
ハーベイ・メイソン・Jr.氏は、今回行った延期という判断について「1月31日に行うという考え方は、アメリカ国内、特にロサンゼルス周辺にて新型コロナウイルス感染者が急増している現状をふまえると、正しいとは言えない」とした。
なおグラミー賞授賞式が行われているロサンゼルスでは、今週初めに新型コロナウイルス感染者が1日で74,000人を記録し医療崩壊の危機が叫ばれている。
そんな今年のグラミー賞だか、昨年11月末にノミネートアーティストが発表された際、大ヒット曲「Blinding Lights」が収録されたアルバム「After Hours」がその年最高のセールスを記録したザ・ウィークエンドの名前が一切あがらなかったことに対し大きな議論を呼んでいた。
ザ・ウィークエンド自身も当時のツイッターに「グラミー賞はいまだに崩壊したままだ。グラミー側はオレとファン、そして音楽業界に透明性を示すべきだ」とつづり、数週間にわたってグラミー賞のステージでパフォーマンスするべく打ち合わせしていたにも関わらず、招待されなかったことを明かしていた。
今回のインタビューで、ザ・ウィークエンドが今後グラミー賞に関わる可能性があるのかどうか問われたハーベイ氏は、「私の知る限りでは、ない」と回答している。
なお昨年末11月に発表された時点では、ビヨンセが最優秀レコード賞など9部門にノミネートされ、最多となっている。他にもデュア・リパやテイラー・スウィフトらが6部門にノミネートされている。
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