人気ガールズ・グループ スパイス・ガールズのメンバーで、現在はファッションデザイナーとして活躍しているヴィクトリア・ベッカムが、グループを去ろうと思ったできごとについて明かした。
1990年代に一世を風靡したイギリスの人気ガールズ・グループ、スパイス・ガールズ。1994年に、メラニー・ブラウン、メラニー・チズム、エマ・バントン、ジェリ・ハリウェル、ヴィクトリア・ベッカムの5人で結成され、2001年に活動休止するも、2012年に開催されたロンドン・オリンピックの閉会式にて待望の再結成。2019年にはヴィクトリア・ベッカム抜きで4人で再結成ツアーもおこなった。
現在ファッションデザイナーとして活躍するヴィクトリアが、雑誌「British Vogue」の特集記事の中で、未来の自分に手紙を書きつづった。
その手紙の中でパンデミックによるファッション業界への影響や、スパイス・ガールズのことについても触れたことが話題となっている。
ヴィクトリアは「何年も前に、ラスベガスで親愛なる友人エルトン・ジョンのステージを見たことを思い出して。彼は『タイニー・ダンサー』をパフォーマンスしたけど、彼にとってそれは酸素のようなものであるとあなたは感じたの。それは人生を変える瞬間だった。歌ったり踊ったりするのはあなたにとって楽しいものだったけど、それはあなたの情熱ではなかったの」と書きつづった。
さらにヴィクトリアは、「その日、あなたは自分の夢を明らかにするための探求を始めた。スパイス・ガールズから離れる時がきたの。初めてあなたは自分で冒険をした。そしてそれは恐ろしいものだった。あなたを定義する章に幕を閉じるのは怖かったの」と、エルトン・ジョンのコンサートをキッカケに自身を見つめ直し、新たなステップへ進む決意をしていたことを明らかにした。