1月6日、ドナルド・トランプ米大統領の支持者らがアメリカの議会に乱入、一部暴徒化する騒動が発生。ドナルド・トランプ大統領自身もSNSを利用して支持者をあおったとして、使用していたすべてのSNSアカウントが停止されてしまう事態となった。そして今、批判はかつてトランプ大統領がゲスト出演した人気映画『ホーム・アローン2』にまで及んでいる。
1992年に公開された『ホーム・アローン2』。この作品でトランプ大統領は、マコーレ・カルキン演じる主人公ケヴィンにトランププラザへの行き方を教える役で出演している。
そして今回の騒動を受け、「このシーンを別のキャラクターに差し替えるべき」という声が上がっており、インターネット上では該当シーンに別のキャラクターを合成した画像が多く出回っているのだ。
ドリー・パートンバージョン↓↓
NOW digitally replace the Home Alone 2 cameo with one of Dolly Parton 🙌🏻 pic.twitter.com/T1ATVSxfkC
— Glenn Scott (@glenrules) January 9, 2021
大人になったマコーレー・カルキン↓↓
『スター・ウォーズ』のジャバ・ザ・ハット↓↓
またこのネタ画像大会にマコーレー・カルキン本人も反応。透明人間になったトランプの映像には「ブラボー」と称賛している。
Bravo.
— Macaulay Culkin (@IncredibleCulk) January 13, 2021
なお2019年には、カナダのあるテレビ局が実際に『ホーム・アローン2』でのトランプ大統領の出演シーンをカットしてCMと差し替えたことがあった。これに激怒したトランプ大統領は、カナダのジャスティン・トルドー首相にまで非難の目を向けたのだ。
SNS上でまるで大喜利のような盛り上がりを見せているこの差し替え問題だが、『ホーム・アローン2』の監督をつとめたクリス・コロンバスが問題視しそうに思われる。しかし実際のところ、その可能性は低そうだ。
先日1作目の公開から30周年を記念してクリス・コロンバスが作品の裏話を明かしている。その中では、トランプ大統領がトランププラザの使用と自身の出演を交換条件にしたことが明かされており、彼がゲスト出演の役柄を「無理矢理うばった」と語っていたのだ。
こうしてコロンバス監督はしかたなくトランプ大統領を出演させることにしたが、制作後に行った試写会での観客の反応が意外にも良かったことから、このシーンをそのまま残すことにしたのだという。