映画『デッドプール』で知られる俳優のライアン・レイノルズ。作品内で世界を救っている彼は、現実でもスーパーヒーローだったようだ。
先週、ライアン・レイノルズは1人の少年にビデオメッセージを送った。その相手は11歳になるカナダ人の少年ブローディ・デリーだ。彼は現在悪性リンパ腫ステージ3Bと診断され、化学療法を受けている。
きっかけは、議員などを含む複数のツイッターユーザーがレイノルズに対し「この少年と母親に連絡をとって欲しい」と訴えたことだった。ブローディ・デリーはガンで闘病中であり、レイノルズからの励ましを求めていたのだ。
レイノルズのブローディへの動画は、「ブローディ、ライアン・レイノルズだよ」という挨拶からはじまり、「今の君のことを少しだけ聞かせてもらったんだ。そこで、この動画を届けたいと思った。ぼくが君のことを想っているということを、ぜひ知っておいてほしい。たくさんの愛を贈るよ。それから、ぼくが持ちうる限りのパワーを君に贈る」と続けられていた。さらに、「君の周りには、君のことを愛している人たちがたくさんいるんだよ。君は今、試練を乗り越えようとしているね。とても辛いことだろう。でもねブローディ、君ならきっと大丈夫だ。ぼくからもたくさんの愛を贈ろう。いつか君に直接会いにいくから、がんばってね、では、またね」と締めくくられている。この動画はカナダ国内のテレビ番組で放送され、ツイッターにも公開された。
How cool is this? Huge thanks to @VancityReynolds for taking the time to send a message back to Brody Dery from Prince George. Thanks to everyone for helping get the message to Ryan so fast! @ckpgnews pic.twitter.com/dFJJi6huC1
— Caden Fanshaw (@CadenFanshaw) January 13, 2021
そして無事、この動画はブローディのもとへ無事に届いたようだ。彼と彼の家族は、レイノルズからの動画を何度も何度も見返したという。ブローディの母親はテレビ局の取材に対し、「ブローディが初めてこの動画を見た時、口を大きく開けておどろいていたわ」と語り、「ブローディは何度も、『ぼくって特別なんだね！まるでムービースターになった気分だよ！』って言っているの」と付け加えていた。
