映画『羊たちの沈黙』で共演を果たした俳優のアンソニー・ホプキンス(83)と、女優のジョディ・フォスター(58)がオンライン上で夢の再会を果たした。
『羊たちの沈黙』は1991年に公開されたサイコスリラー映画。同名の小説が原作で、連続殺人事件を追う女性FBI実習生クラリス・スターリングと、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医ハンニバル・レクターの奇妙な交流を描いた作品。
同作は「第64回アカデミー賞」で見事主要5部門を受賞。主要5部門すべてを受賞したのは、アカデミー賞の歴史の中で3作目となった。またハンニバル・レクターを演じたアンソニー・ホプキンスはアカデミー賞主演男優賞、クラリス・スターリングを演じたジョディ・フォスターもアカデミー主演女優賞を受賞した。
映画公開から30年が経ち、アンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターがオンライン上で夢の再会を果たし話題となっている。
ホプキンスとフォスターは、米Varietyの「Actors on Actors」という俳優同士の対談コーナーに出演。
当時を振り返りフォスターは「実際、読み合わせの前まで私たちはあまり話しませんでしたよね。私たちはただ部屋の向こう側から手を振って、座っただけでしたね」と語り、さらに「そしてあなたがハンニバル・レクターなりきった時は、部屋中に悪寒がやってくるのを感じました。ある意味、その後は怖くて話せなくなったような気がしましたね」と、ホプキンスの名演技っぷりを称賛した。
Anthony Hopkins: "To me, life is just sort of a dream. It’s an illusion. It’s got me conscious of something else. That life is much more powerful than we even begin to comprehend. There’s something so deep inside us that we don’t even begin to understand" https://t.co/qBFQLckrS1 pic.twitter.com/g4UPms6yeX
— Variety (@Variety) January 20, 2021
またホプキンスも「イギリス人、つまりぼくのようなウェールズ人がアメリカの連続殺人犯を演じるというのは自然と緊張した。そしてぼくがカメラに映し出されたとき、監督のジョナサン・デミが『オーマイゴッド。ホプキンス、君は本当に奇妙だよ!』と言ってくれたのを思い出すよ」と、思い出話に花を咲かせた。