女優のアン・ハサウェイが、アカデミー賞を受賞した際の率直な気持ちを語った。アカデミー賞といえば映画業界にかかわる者なら誰もが1度は望む賞だが、2013年に映画『レ・ミゼラブル』への出演で助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイにとって、実は素直によろこべるものではなかったという。
先週日曜、サン紙のインタビューに答えたアンは、「普通は幸せだと感じるものよね」とし、「でもわたしはそう思うことができなかったの」と続けた。
実はアンが2013年に受賞した際、彼女は世間から大きなバッシングを浴びた。それだけでなく、「なぜアン・ハサウェイは皆から嫌われるのか」という記事まで書かれていたのだ。
当時に心境についてアンは、「人によっては一生目にする機会がおとずれないかもしれないくらいの高価なドレスを着て、あの場所に立ったわ。でもあれは間違いだったんじゃないかとさえ思わされた。(役づくりの為に大幅な減量をし)痛みを表現した結果受賞できたことも。でも、その痛みは人間であれば誰もが経験するものだと思っていたのよ」と語り、「しあわせなふりをしていたんだけどね。そうしたらすごく批判を浴びちゃった」と付け加えた。
さらにアンは、「本当は、過去を掘り返すようなことはしたくないの。でも、あの場所にはモンスターがいた。ネット上には私を嫌う意見があふれていた。それは私にとってすごく大きなできごとだったのよ」と語りながらも、「でも、ある意味ではいいことだったのかもしれないわね。あのできごとをきっかけに、私自身すごく強くなれたから。だから私は、何か悪いことがあったとしても、恐れずに、ただ流れに身を任せるようにしているよ」と、正直な想いを告白している。
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