危険な性癖をつづったダイレクトメッセージが流出し、騒動の渦中にある俳優のアーミー・ハマー。彼の元妻でタレントのエリザベス・チェンバースがその胸の内を語った。
アーミー・ハマーといえば、先月はじめ、過去に女性たちに送り付けたDMが流出。「ぼくは100%カンニバル(人肉を食べる人種)だ」「つま先を切り落とす」など、恐ろしい内容だったためSNS上は騒然。また女性の不適切動画や写真も流出し、この件を受けてか、アーミーはジェニファー・ロペスと共演する予定であった映画『Shotgun Wedding(原題)』や、映画『ゴッドファーザー』の制作裏を描いたドラマシリーズ「The Offer(原題)」降板することとなった。
アーミーの今回の事件で気になるのが、彼の元妻エリザベス・チェンバースの反応だ。エリザベスとアーミーは2010年に結婚。現在6歳になる長女4歳になる長男の2人の子供をもうけたが、昨年7月に10年間の結婚生活に終止符を打った。
今回、アーミーをめぐる論争について、エリザベスの初の公式声明がでた。アーミーとはもう疎遠になったエリザベスが、アーミーの本性を知らなかったのだという。
エリザベスは、アーミーがこのようなDMを送っていたことをまったく知らなかったと述べ、またアーミーから暴行や虐待の被害を受けた女性たちに対し支持を表明した。
エリザベスは「何週間もの間、私は今回起きたすべてのことを自分の中で処理しようとしてきました。私はショックを受け、悲嘆に暮れ、心が荒廃しています。心が張り裂けそうでありながらも、私はこのデリケートな問題に耳を傾け、自分自身を教育し続けます。私はいかに自分がこういったことを知らずにいたか、気づかされたのです」と胸の内を語り、さらに「私は暴行や虐待の被害者、この痛みを経験し癒しが必要であるすべての人を支援します」と被害者たちのサポートを表明した。
またエリザベスと子供たちに同情する声もあがっており、これに対しエリザベスは「すべての愛と支援に感謝します。私たちが前進する方法を見つけるにあたり、子供たちと私への継続的なお気遣い、経緯、そして配慮に感謝いたします」とコメントし、声明を締めくくった。
今回エリザベスが声明を発表するのは初めてだが、先日、アーミー・ハマーも出演していた2017年の映画『君の名前で僕を呼んで』の、監督ルカ・グァダニーノと主演のテォモシー・シャラメが、「カンニバル(食人)ラブストーリー」がテーマの小説「Bones and All」の映画化のために再びタッグを組むというニュースに、「言葉もない」と、ショックを受けコメントを投稿していた。