米史上最年少の女性下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏が、過去に性暴力を受けていたことを告白し大きなニュースとなっている。
アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏は2月1日、インスタグラムの生配信を実施。その冒頭で、今年1月6日に発生した連邦議会議事堂襲撃事件で恐怖の体験をしたと語り始めた。彼女は「この暴動に参加したり、うながしたりした人々は責任を取るべき」だと批難したのだ。
またコルテス議員は、この事件が精神的な傷になっていると告白。「あの場で恐怖体験をした私たちに向け、もう『忘れて前を向け』『大したことじゃない』などと言ってくる人は自分の都合しか考えていない。私たちに謝れとすら言ってくる。これは虐待者のやり方と同じです」と批判した。
さらに彼女は「私は性暴力を生き抜いたサバイバーです。このことをこれまで、多くの人には言っていません」と、過去に性暴力を受けていたことを告白し、世間の注目を得た。
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「一度トラウマを持つと、別のものと混ざりさらに強まる」と説明したコルテス氏。彼女の過去の痛々しい経験と、1月の暴動事件が重なりさらに心の傷が深くなっているという。
また2月1日にはツイッターにて「私の話は唯一のものではない。1月6日に何が起こったかという話もひとつではない」と綴ったコルテス議院。「私の話は、首都で命の危険にさらされた数多くの人の話のひとつ。この暴動は、民主主義よりも個人の利益のためにうそ、脅し、暴力を選んだおくびょうものたちによって生まれた」と書いている。
My story isn’t the only story, nor is it the central story of what happened on Jan 6th.
It is just one story of many of those whose lives were endangered at the Capitol by the lies, threats, and violence fanned by the cowardice of people who chose personal gain above democracy.
— Alexandria Ocasio-Cortez (@AOC) February 2, 2021
彼女は生配信にて、オンラインでの性暴力被害告発運動「#MeToo」にさらに多くの人が参加することを推奨した。