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映画「アリータ:バトル・エンジェル」、実写とCGの自然な融合はどうやって実現した? 驚きのメイキング映像が到着

『アリータ:バトル・エンジェル』 FILMS/TV SERIES
『アリータ:バトル・エンジェル』

映画『アリータ:バトル・エンジェル』より、『アバター』で観る者を究極の映像体験へいざなった WETA デジタルの技術で、ローサ・サラザールがアリータに生まれ変わる過程を捉えた特別映像が到着し、ジェームズ・キャメロン監督をはじめ、スタッフたちが自信の程を語った。

SF 漫画の最高峰として語り継がれ、日本はもとより世界 17 の国と地域で翻訳された木城ゆきと原作による伝説の漫画「銃夢」。長年に渡り映画化を切望してきた巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化された。

革命的な映像で世界を驚愕させ、全世界歴代興行収入1位を独占し続けている『アバター』の製作と並行して脚本の執筆を自ら行ったキャメロンは、到着した映像で「WETA と『アバター』を作った時にアリータを描けると確信した」と 10 年以上前『アバター』(2009)を製作した頃から VFX 制作会社 WETA デジタルの技術があれば、原作の世界を再現できると確信したと振り返る。

【動画】映画『アリータ:バトル・エンジェル』メイキング映像

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そして、キャメロンと共に『タイタニック』、『アバター』など数多くの大作をプロデュースしたジョン・ランドーは、そんな WETA が本作で最もチャレンジだったことについて「『アバター』の舞台は架空の惑星だから、リアルな必要がなかった。だが、アリータは地球上に現れる。クリストフ・ヴァルツと並んで立っても、不自然に見えないようにした」と実写と CGI を融合させることだと語る。

だが、ランドーは、映像でも確認できるように役者の表情まで捉えるパフォーマンス・キャプチャー技術により「実写とCGIを1つのフレームで完全に融合させることができたと自負している」と自信の程を明かした。

本作の主人公アリータは全編、俳優の体にマーカーを付け、演技を記録、それを3DCG用のデータに変換するパフォーマンス・キャプチャー技術を使ってローサ・サラザールの演技が反映されている。

『アバター』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどを手掛け、アカデミー賞視覚効果賞や、英国アカデミー賞特殊視覚効果賞を受賞しているリチャード・バネハムは「重量感や物理特性が反映され、より現実に近くなる。マンガの再現を試みるなら必要なレベルアップだ。パフォーマンス・キャプチャー技術によって、実写と CGI 両方の特性を生かした映像ができた」と原作の再現度を高める上で技術のレベルアップが必要不可欠だったと明かす。

そして、映像では、アリータを演じたローサ・サラザールの「見られたくない皮膚のくぼみや傷まで、何もかもあるの。私の顔のニュアンスが丸ごと乗り移ってた」というコメントに象徴されるように動きだけでなく、表情までも捉える技術の凄さを確認することができる。

キャメロンは「目を奪うスペクタクルの中でも、その核となる感情的なアピールを決して忘れていない」と明かしており、ドラマがしっかり描かれているからこそ、実写とCGIの融合が自然であることが重要だったのだ。

人々の温かさに触れ、感情が芽生え、心を持ったサイボーグの少女・アリータが、自分の命の意味を見つけるため、そして大切な人たちを守るため、二つに分断された世界の秩序に立ち向かうドラマに益々期待が高まる。

STORY

舞台は、“支配する者”と“支配される者”の2つの世界に分断された、謎めいた遠い未来。荒廃した瓦礫の中からサイバー医師イドに拾われ蘇えったサイボーグの少女。過去の記憶をすべて失っていたその少女は“アリータ”と名付けられ、父親代わりのイドに見守られて成長するが、ふとしたきっかけで自分は300年前に失われたテクノロジーで創られた“最強の兵器”だということに気付いてしまう。逃れられない運命に直面した少女は、与えられた自分の命の意味を見つけるために、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅に出る。

公開情報

『アリータ:バトル・エンジェル』
絶賛公開中
20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

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