体験型の『ハリー・ポッター』展覧会が2022年に開催されることが明らかになった。
『ハリー・ポッター』といえば、1997年に第1作が出版されたJ.K.ローリング作のファンタジー小説だ。大ヒットしたこの小説からは多くのファンが生まれたが、2001年に初めて映画化されたことをきっかけにその人気はイギリス国内に留まらず全世界に広がった。その後10年間でシリーズは大きく成長し、今や本だけでなく映画やビデオゲームなどを抱える一大メディアとなっている。
そんな『ハリー・ポッター』ファンにとって、その世界観に一度は足を踏み入れてみたいというのが大きな願いだろう。
現在でも、ロサンゼルスとロンドンのワーナー・ブラザーススタジオ見学ツアーでは劇場版に登場したセットや衣装、小物などを見ることができる。さらに、世界3ヵ所のユニバーサル・スタジオにある「ザ・ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」では実物大のダイアゴン横丁やバタービールを購入できるホグズミードなどを楽しむことができるのだ。
そして今回、展覧会を企画、開催する「Imagine Exhibitions」が、2022年に新たな『ハリー・ポッター』展覧会を開催することを発表した。
「Imagine Exhibitions」はワーナー・ブラザースとタッグを組み、これまで誰も見たことがない「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの体験施設を製作するという。なお、この展覧会は世界中をめぐる予定とされている。高い技術で再現されるセットや、小物や衣装の展示など、ファンが楽しめる要素が盛りだくさんだ。
第1作の小説出版から20年以上、劇場版公開から10年近くが立つが、ファンの愛は根強い。今後は『ファンタスティック・ビースト』シリーズも楽しみなほか、HBOではドラマシリーズの製作が進んでいるとのウワサもある。
『ハリー・ポッター』の世界はこれからも広がり続けるだろう。
