歌手ブリトニー・スピアーズのかつてのマネージャーと実妹が、先日オンライン会議システム「Zoom」を通じて行われたブリトニー・スピアーズを支援するイベント「#FreeBritney （ブリトニーに自由を）」に現れたが、実際はなりすましであったことが明らかになった。
2月11日（木）、数千人を超えるブリトニーのファンがあつまったそのオンラインイベントにて、ブリトニーの実妹であるジェイミー・リン・スピアーズが現れたと大きな話題になっていた。
しかしそのジェイミー・リン・スピアーズと名乗る人物はマイクもカメラもオンにしておらず、プロフィール画像には広告用の写真素材が使用されていた。そして、ブリトニーの元マネージャーであるロウ・テイラーについても同様のことが起こっていたのだ。
ジェイミー・リンとロウの法的代理人は米TMZの取材に対し、「この2人の女性は今回のイベントには一切参加しておらず、他の誰かが彼女たちの画像や名前を無断使用し、オンラインイベントに本当に現れたかのようにみせかけた可能性がある」と語っている。
なおブリトニーは昨年、2008年から自身の成年後見人をつとめ、2018年からは健康所の理由により休職していた実の父親であるジェイミー・スピアーズに対し、成年後見制度の役割に復職することに反対するという要望を裁判所に提出していたが、裁判所はこの要望を受け入れなかった。
成年後見人制度では不動産などの財産だけでなく、メンタルケアも後見人の管理下に置かれる。ブリトニー自身はこの後見人にケアマネージャーであるジョディ・モンゴメリーを希望していたが、かなわなかった。そのため、ファンの間ではこの後見人制度そのものからブリトニーを解放しようとする「#FreeBritney（ブリトニーに自由を）」という運動が起こっている。
