大人気ドラマ「ゴシップガール」でペン・バッジリー演じるダン・ハンフリーの妹、ジェニーを演じたテイラー・モムセン(27)が薬物乱用などに手を染めていた時期について語った。
テイラー・モムセンといえば、「ゴシップガール」後にシンガーに転身。現在は、ロック・バンドのプリティー・レックレスにてシンガーを務めている。彼女は2017年にサウンドガーデンのフロントマンであるクリス・コーネルと一緒にツアーを行っていたが、クリスは52歳という若さでこの世を去ってしまった。自殺だった。
テイラーはPeople紙の新たなインタビューで、当時を振り返った。「サウンドガーデンのはじまりは私にとって最高の高みだったわ。だから悲劇的なおわり方をしたときは、心を打ちのめされた。あの夜(クリスが亡くなる前夜)、デトロイトにいて話していたの。彼が亡くなったというニュースで目が覚めた時はとてもショックで、それに対処する準備なんかできてなかった」とコメントした。彼女は、残りのツアーをキャンセルし、家に帰って悲しみに暮れていたという。しかし、一年もたたないうちに今度は長年のプロデューサーで友人でもあったケト・カンドワラがバイク事故で亡くなってしまったのだ。
「彼が死んだという電話をとったとき、それが私にトドメをさした」と、そこから薬物依存など、“不健康な空間”に陥ってしまったと明かした。しかしテイラーはバンドのニュー・アルバム「デス・バイ・ロックンロール(Death by Rock and Roll) 」に取り組んだことで、立ち直ることができたという。
「私は人生をあきらめていたけど、音楽に目を向けることにした」「そしてそれが私を救ってくれた。私のそばには親友がいたし、私を新たな方向へと押し上げてくれたこともとってもラッキーだった」とテイラーは語った。
悲しみからによる薬物依存など、さまざまな苦しみを乗り越えて、制作された「デス・バイ・ロックンロール」は2月12日(日本盤CDは2月24日リリース)より配信スタートしている。