人気歌手テイラー・スウィフトが過去にしたとある決断の裏には、長年の恋人で俳優のジョー・アルウィンの支えがあったようだ。
テイラー・スウィフトといえば、言動にかなり影響力のあるアーティストのひとり。彼女は政治に関しては長年口を閉じていたのだが、2018年からかなり積極的に発言するようになった。この変化についてはネットフリックスのドキュメンタリー『ミス・アメリカーナ』で、テイラーが涙ながらに父や彼女のチームに対し政治的発言をする必要があると訴え、やっとの思いで周囲を説得した姿が映されている。
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また楽曲「ミス・アメリカーナ」は、テイラーの曲の中で初めて政治的内容を歌ったものとなっている。
今回、Vanity Fairのインタビューにメールで応じたテイラー。ここで彼女が政治的な発言をしはじめるようになったきっかけなどを語った。
「カントリー歌手として、いつも政治には触れないように言われていた。でもトランプ政権になり、勉強して介入せざるをえなくなった」と綴ったテイラー。「政府や政権について、彼(ジョー・アルウィン)と話している自分がいることに気が付いた。彼は声をあげることを応援してくれた。それで私は家族に(声をあげることについて)相談し始めて、できる限り勉強した」と、ジョーが声をあげていくことをサポートしてくれたと明かした。
テイラーは「恐れること、自分を疑うことをやめたことを誇りに思うし、分裂的で心が痛むような政治を変えるようなリーダーシップを支持できてうれしい」と、ジョーのおかげで決断ができたと書いている。
テイラーは2018年まで政治的発言をまったくしてこなかった。しかし同年、テネシー州の議院候補フィル・ブレデセンとジム・クーパーを支持することをSNSなどで突然発言し注目を浴びた。
彼女はLGBTQコミュニティや女性の権利、社会の平等法などを強く求めていることを主張。当時、「LGBTQの権利を求め戦うことを信じている。性的志向や性別にもとづいた差別は間違っている。有色人種への構造的人種差別はこの国に今でも根付いていると思うし、それは恐ろしく気分が悪い」と書いていた。
ジョーのテイラーを支える姿勢が、彼女をより一層強くしたのかもしれない。