医師で免疫学者のアンソニー・ファウチ氏(80)が、来年もマスクが必須になる可能性があると指摘した。
アンソニー・ファウチ博士はアメリカの医師、免疫学者。2020年1月からは、アメリカにおける新型コロナウィルス・パンデミックに対処するホワイトハウス・コロナウィルス・タスクフォースの主要メンバーとして活躍しており、アメリカ人にとってはおなじみの顔だ。
ファウチ氏は先日、CNNの「State of the Union」に出演し、現在のコロナウィルスの現実を語り、「2022年もマスクが必須となる可能性はある」と発言した。
さらに「もし感染者数がかなり下がり、それをベースラインに保てたら脅威ではなくなる。でもゼロになることは決してないでしょう。それでも感染者と触れ合う危険性を最小限にすることはできる」と、今後感染者の恐れはゼロになることはないと語ったファウチ氏。
「国のほとんどの人がワクチンを接種し、コミュニティの中でコロナに感染する人数をかなり低くできれるようになれば、その時はおおむねマスクはしなくていいと言える状態になるでしょう」と、マスクをしない社会になるためにはほとんどの人がワクチンを接種する必要があるとも明かした。
しかし今年の秋冬には、ある程度の日常を取り戻せるだろうとも語ったファウチ氏。「大部分で普通と呼べる生活になるでしょう。今年の秋と冬には・・・。前の日常に近づいていく」と、ワクチンの接種が開始することにより事態が落ち着きだすだろう」話した。
コロナウィルスにより、日常がことごとく崩れた2020年。来年はぜひとも“普通”の生活に戻りたいところだ。
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