『ゲット・アウト』で世界的な評価を獲得した俳優のダニエル・カルーヤ。自身のヒット作であるにもかかわらず、ワールドプレミアに招待されなかったと語り、話題となっている。
『ゲット・アウト』は、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどで知られるジェイソン・ブラム製作作品。アフリカ系アメリカ人の青年が、白人の恋人の実家を訪れたことにより体験する恐怖を描いている。本作で主演を務めたダニエルは、2018年のアカデミー賞授賞式にて主演男優賞にノミネートされ、その他ゴッサム・インディペンデント映画祭、MTVムービー・アワードの男優賞にもノミネートされた。
ダニエルは先日、人気トーク番組「The Graham Norton Show」に出演。歴史映画『Judas and the Black Messiah(原題)』のプロモーションでの登場だったが、そこで『ゲット・アウト』のあるエピソードを明かした。
ダニエルは「彼らは僕を(プレミアに)招待してくれなかったんだ。サンダンスのワールドプレミアの時は、『ブラックパンサー』の撮影のためアトランタにいて。スケジュールを詰め込まず、ゆっくりしてたんだ。『絶対に(プレミアを)やりたい』ってね。でも、招待されなかった。だから、ベッドの中にいた。誰かが『すごくよかった』ってメッセージを送ってきたから、僕は『そうなんだ、よかったね』って感じだったよ。これがこの業界なんだ」と笑いながらコメントした。
この発言から、ダニエルとジョーダン・ピール監督は不仲なのでは…と思うかもしれないが、彼はジョーダン・ピール監督の3作目の映画に出演するため交渉下にあり、撮影でも楽しそうにしていたことから、その可能性は低いようだ。
今回のインタビューでは招待されなかった理由を語らなかったダニエル。詳細は不明だが、大ブレイクを果たしたいま、彼がいないワールドプレミアは考えられないだろう。