中国のバラエティ番組が、人気歌手で女優のセレーナ・ゴメスの腎臓移植をネタにしたと炎上しているようだ。
セレーナ・ゴメスは、自己免疫疾患のループス(全身エリテマトーデス)の治療の一環として、2017年の夏に腎臓移植手術をしたことを公表。腎臓のドナーとなったのはセレーナの友人で女優のフランシア・ライサで、その壮絶な手術について明かしていた。
手術の時のセレーナとフランシア↓↓
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そんな中、最近「RESPECT SELENA AND FRANCIA(セレーナとフランシアに敬意を払って)」というワードがファンの間で使われ、トレンド入りを果たしたのだという。
実は最近、中国のバラエティ番組「Who’s The Murderer」で、セレーナの腎臓移植をネタにし、顔を入れ替えた写真を公開したのだ。これにはファンたちも「人生で見たもののなかで一番最悪だ。誰かの手術の写真をなぜこんな風に使うことができるの?」「人々がこれがOKだと思えるの?音楽やその他のことならまだしも、これは受け入れられない」「ループスはジョークではない」「こんなの笑えないし、手術は笑いごとではない。ループスは深刻な問題だから、こんなのはやめて!」と批判が殺到した。
Honestly this is worst thing I've ever seen in my life how can someone use a picture of someone surgery and and use this for a drama people need to stop taking this as a joke
RESPECT SELENA AND FRANCIA pic.twitter.com/68mpTDMqQF
— maryam⁷ (@2seokgomez) February 24, 2021
how do people think this is okay?? we can swallow if they mock her music or something like that, but this is unacceptable
RESPECT SELENA AND FRANCIA pic.twitter.com/aPkD48imwc— em⁷ 💎 (@stainedfilter) February 24, 2021
セレーナの腎臓移植手術がネタにされたのはこれが初めてではない。2020年にも学園ドラマ「Saved by the Bell(原題)」のリブート版で、登場キャラクターの高校生たちがセレーナの腎臓移植手術と、元カレのジャスティン・ビーバーをネタにしたジョークを飛ばしたことでバッシングされていた。
Saved by the Bell, that's disgusting. Selena almost lost her life, jokes about her kidney transplant is NOT FUNNY. Respect Selena Gomez. pic.twitter.com/c8AZbsU1m0
— Selena Charts • Fan Account (@selenachartsbr) November 28, 2020
批判を受け、同ドラマを配信したPeacockは謝罪文を公表。「セレーナの健康を軽く取り扱う意図はまったくもってありませんでした。今セレーナのチームと連絡を取っており、彼女のチャリティ団体『The Selena Gomez Fund for Lupus Research』に寄付をします」と書きつづっていた。果たして中国のバラエティ番組も謝罪する気はあるのだろうか…。