テレビと映画の祭典、ゴールデン・グローブ賞授賞式が日本時間3月1日に開催された。今年で78回目となる同授賞式は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、例年とは違った形で行われた。
今年の授賞式は、カリフォルニア州ビバリーヒルズに位置するビバリー・ヒルトン、そしてニューヨークのレインボー・ルームの二カ所で開催され、司会者もふたりに。「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」などで知られるエイミー・ポーラーがビバリー・ヒルトンでホストを務め、おなじくSNLで知られるティナ・フェイがレインボー・ルームでホストを務めた。
Virtual hosting at the #GoldenGlobes with Amy and Tina is basically seamless. So great to celebrate "together." pic.twitter.com/wQzPQaXDRg
— Golden Globe Awards (@goldenglobes) March 1, 2021
今年、映画『ノマドランド』が主要2部門を獲得。作品賞ほか、ゴールデン・グローブ賞でアジア女性初の監督賞ノミネートを果たしたクロエ・ジャオが、見事に監督賞を受賞した。
Congratulations to Nomadland (@nomadlandfilm) – Best Motion Picture – Drama. – #GoldenGlobes pic.twitter.com/lPo4Dyy99d
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テレビドラマ部門では、ネットフリックスの「ザ・クラウン」が作品賞、主演男優賞、主演女優賞を受賞。そして同じくネットフリックス作品で日本でも人気を博した「クイーンズ・ギャンビット」がリミテッドシリーズ/テレビムービー部門にて、作品賞と主演女優賞を受賞した。
「クイーンズ・ギャンビット」にて主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイ↓
Congratulations to Anya Taylor-Joy for winning Best Performance by an Actress in a Limited Series or a Motion Picture Made for Television at the #GoldenGlobes. pic.twitter.com/bDQqL2stbU
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また、昨年にがんでこの世を去ってしまったチャドウィック・ボーズマンが、映画ドラマ部門の主演男優賞に輝き、彼の妻が代理で涙ながらに「彼はすばらしいチームに感謝するでしょう」とコメント。プレゼンターのレネー・ゼルウィガーも涙をこらえながら見守り、感動的な一幕となった。
Taylor Simone Ledward accepts the award for Best Actor in a Motion Picture, Drama on behalf of her late husband @chadwickboseman at the #GoldenGlobes.pic.twitter.com/UOgdLlnA52
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主要部門受賞結果は以下のとおり(★が受賞)
映画
ドラマ部門 作品賞
『ファーザー』
『Mank/マンク』
★『ノマドランド』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『シカゴ7裁判』
ドラマ部門 主演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス 『マ・レイニーのブラックボトム』
★アンドラ・デイ 『The United States vs. Billie Holiday(原題)』
ヴァネッサ・カービー 『私というパズル』
フランシス・マクドーマンド 『ノマドランド』
キャリー・マリガン 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
ドラマ部門 主演男優賞
★チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』
リズ・アーメッド 『サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-』
アンソニー・ホプキンス 『ファーザー』
ゲイリー・オールドマン 『Mank/マンク』
タハール・ラヒム 『モーリタニアン』
コメディ/ミュージカル部門 作品賞
★『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
『ハミルトン』
『Music(原題)』
『パーム・スプリングス』
『ザ・プロム』
コメディ/ミュージカル部門 主演女優賞
マリア・バカロワ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
ケイト・ハドソン 『Music(原題)』
ミシェル・ファイファー 『French Exit(原題)』
★ロザムンド・パイク 『I Care A Lot(原題)』
アニャ・テイラー=ジョイ 『エマ』
コメディ/ミュージカル部門 主演男優賞
★サシャ・バロン・コーエン 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
ジェームズ・コーデン 『ザ・プロム』
リン=マニュエル・ミランダ 『ハミルトン』
デーヴ・パテール 『どん底作家の人生に幸あれ!』
アンディ・サムバーグ 『パーム・スプリングス』
助演女優賞
グレン・クローズ 『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』
オリヴィア・コールマン 『ファーザー』
★ジョディ・フォスター 『モーリタニアン』
アマンダ・サイフリッド 『Mank/マンク』
ヘレナ・ゼンゲル 『この茫漠たる荒野で』
助演男優賞
サシャ・バロン・コーエン 『シカゴ7裁判』
★ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah(原題)』
ジャレッド・レト 『The Little Things(原題)』
ビル・マーレイ 『オン・ザ・ロック』
レスリー・オドム・Jr. 『あの夜、マイアミで』
アニメ映画賞
『ザ・クルーズ: ア・ニュー・エイジ』
『2分の1の魔法』
『フェイフェイと月の冒険』
★『ソウルフル・ワールド』
『ウルフウォーカー』
外国語映画賞
『Another Round(英題)』 / デンマーク
『ラ・ヨローナ~彷徨う女~』 / グアテマラ・フランス
『これからの人生』 / イタリア
★『ミナリ』 / アメリカ
『Two of Us(原題)』 / フランス・アメリカ
監督賞
デヴィッド・フィンチャー 『Mank/マンク』
レジーナ・キング 『あの夜、マイアミで』
アーロン・ソーキン 『シカゴ7裁判』
★クロエ・ジャオ 『ノマドランド』
エメラルド・フェネル 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
テレビ
ドラマ部門 作品賞
★「ザ・クラウン」
「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」
「マンダロリアン」
「オザークへようこそ」
「ラチェッド」
ドラマ部門 主演女優賞
オリヴィア・コールマン 「ザ・クラウン」
ジョディ・カマー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
★エマ・コリン 「ザ・クラウン」
ローラ・リニー 「オザークへようこそ」
サラ・ポールソン 「ラチェッド」
ドラマ部門 主演男優賞
ジェイソン・ベイトマン 「オザークへようこそ」
★ジョシュ・オコナー 「ザ・クラウン」
ボブ・オデンカーク 「ベター・コール・ソウル」
アル・パチーノ 「ナチ・ハンターズ」
マシュー・リース 「ペリー・メイスン」
コメディ/ミュージカル部門 作品賞
「エミリー、パリへ行く」
「The Flight Attendant(原題)」
★「シッツ・クリーク」
「The Great(原題)」
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
コメディ/ミュージカル部門 主演女優賞
リリー・コリンズ 「エミリー、パリへ行く」
ケイリー・クオコ 「The Flight Attendant(原題)」
エル・ファニング 「The Great(原題)」
ジェーン・レヴィ 「Zoey’s Extraordinary Playlist(原題)」
★キャサリン・オハラ 「シッツ・クリーク」
コメディ/ミュージカル部門 主演男優賞
ドン・チードル 「Black Monday(原題)」
ニコラス・ホルト 「The Great(原題)」
ユージン・レヴィ 「シッツ・クリーク」
★ジェイソン・サダイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ラミー・ユセフ 「ラミー 自分探しの旅」
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 作品賞
「ふつうの人々」
★「クイーンズ・ギャンビット」
「Small Axe(原題)」
「The Undoing(原題)」
「アンオーソドックス」
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 主演女優賞
ケイト・ブランシェット 「Mrs. America(原題)」
デイジー・エドガー=ジョーンズ 「ふつうの人々」
シラ・ハース 「アンオーソドックス」
ニコール・キッドマン 「The Undoing(原題)」
★アニャ・テイラー=ジョイ 「クイーンズ・ギャンビット」
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 主演男優賞
ブライアン・クランストン 「Your Honor(原題)」
ジェフ・ダニエルズ 「The Comey Rule(原題)」
ヒュー・グラント 「The Undoing(原題)」
★マーク・ラファロ 「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」
イーサン・ホーク 「The Good Lord Bird(原題)」
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 助演女優賞
ヘレナ・ボナム=カーター 「ザ・クラウン」
ジュリア・ガーナー 「オザークへようこそ」
アニー・マーフィー 「シッツ・クリーク」
シンシア・ニクソン 「ラチェッド」
★ジリアン・アンダーソン「ザ・クラウン」
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門 助演男優賞
★ジョン・ボイエガ 「Small Axe(原題)」
ブレンダン・グリーソン 「The Comey Rule(原題)」
ダニエル・レヴィ 「シッツ・クリーク」
ジム・パーソンズ 「ハリウッド」
ドナルド・サザーランド 「The Undoing(原題)」