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トム・ホランド、実はスパイダーマンになれなかった可能性があった! ルッソ兄弟が「ケンカになるところだった」と語った意外な理由とは

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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気映画『スパイダーマン』。この映画の主人公ピーター・パーカーを演じている俳優は、トム・ホランドだ。しかしながら作品が完成するまでの間には、『スパイダーマン』シリーズを制作展開するソニー・ピクチャーズがトム・ホランドを起用することに難色を示した時期もあったという。

MCU『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にてトム・ホランド演じるスパイダーマンを登場させたジョー・ルッソ監督は、The Playlistのインタビューにて、「僕たちはまず、マーベル社長のケヴィン・ファイギのところへ行って、トム・ホランドの出演について話したんだ。彼はとてもよろこんでいる様子だったよ。それから、ソニーのところへ行くと、『ちょっと考えさせてくれ』って。ソニー側が少し抵抗しているように感じたよ。だからなんとかトムを連れてきて、なんとか(権利を所有する)ソニーに条件をのんでもらおうと思った。ソニーはなかなか消極的でね。ケンカになるところだったよ」と語っている。

さらにジョー・ルッソ監督は、マーベル社長のケヴィン・ファイギとは良好な関係を築けていたが、ソニーはそれでもトムの起用に乗り気でなかったことを明かした。「『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の制作にあたっても、ソニーの態度は『君たちは金儲けの才能があるんだね。はい、これが『スパイダーマン』の権利だよ』って感じだった。それでもソニーは、最終的に何十億ドルとまではいかないまでも、何億ドルものコストがかかるものを手渡すということには緊張感を持っていたようだよ」と当時を振り返った。

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また兄のアンソニー・ルッソは、当時のトムの年齢が関係していたと語る。アンソニー・ルッソはインタビューの中で、「スパイダーマンとして、本物の10代の青年をキャスティングしたのはこれが初めてだったんだ。これはとても重要なことだった。未成年を起用するということは、明らかに緊張感を伴うものだからね」と明かしていた。

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