ニコロデオンで人気を博したコメディ・ドラマ「iCarly(アイ・カーリー)」のサム・パケット役で知られる女優のジェネット・マッカーディが、女優業を引退したことを認めた。
ジェネット・マッカーディといえば、幼いころから数々のテレビドラマに出演し、2007年に「iCarly(アイ・カーリー)」で、ミランダ・コスグローヴ演じる主人公カーリーの親友のサム・パケット役に選ばれブレイクを果たす。その後サムと、「ビクトリアス」でアリアナ・グランデ演じるキャットとのスピノフドラマ「サム&キャット」にも出演を果たした。
その後も映画出演も果たしていたジェネットだが、もう女優業を引退したと明かしファンたちに衝撃が走っている。
先日、自身のポッドキャストの番組「Empty Inside」にて「私は数年前に、脚本と監督業のために女優業はやめたの。そしてとてもいい調子よ」と明かした。
さらにこれまでの女優業について「やりたくなかったから数年前に辞めたの。私が6歳の時、私の母が業界に入れてくれて、10歳か11歳で私は家族を経済的に支えていた。私の家族はそんなにお金がなかったから。そういったお金の面もまた私がある程度の成功へと自分を駆り立てるのに実際に役立ったと思う」と明かした。
ジェネットは2013年に母親を乳がんで亡くしており、母の死で演技を辞めることにしたという。さらにジェネットは、自身が演じてきた役をいいものだとは思っていなかったことも理由だとしている。
「私の演技の経験は、過去に私がしたもののいくつかはとても恥ずかしいものだと思ってる。私は自分のキャリアに対して多くの点で憤慨しているの。私は演じた役に満足できず、それはとても安っぽくて、恥ずかしいと感じていた。私は13歳から21歳までやってきた演技で、15歳の時にはすでに恥ずかしいと感じていた。15歳の私の友だちは『おお、クールだね、あなたニコロデオンのドラマに出てるね』なんて感じにはならなかったし、恥ずかしかった。もし自分の役を誇りに思い満足していたら、また異なる経験があったと思う」と赤裸々に語った。
去年末、「iCarly(アイ・カーリー)」がオリジナル・キャストで復活することがニュースになっていた。ジェネットの女優業引退宣言により、リブート版への出演はなくなり、それにファンたちもショックを受けているようだ。
これからは脚本家、監督として活動していくジェネットを応援したい。