人気ファンタジー映画『ハリー・ポッター』の世界を舞台にした開発中のゲームソフトに、トランスジェンダーの魔法使いを参加させることができるようになると報じられている。なお、ゲームの時代設定は1800年代で、これはハリー・ポッターがホグワーツを訪れる約100年前のできごととなる。
2022年にワーナー・ブラザーズからリリースされるこのソフト「ホグワーツ・レガシー」は、プレイヤーがキャラクターを作る際、その声や体型、性別を選択できるようになっており、例えば筋肉質な体型のキャラクターに女の子の声を合わせることも可能だという。
キャラクターがカスタマイズできるゲームは複数あるが、昨年12月に発売された「サイバーパンク2077」は声と性別を限定したことで炎上していた。なお、「ホグワーツ・レガシー」がXジェンダーやその他の性別に対応しているのかについては明らかになっていない。
今回のようなカスタマイズができるのはこのゲームが初めてではないが、『ハリー・ポッター』の原作者J.K.ローリングがLGBTQを疑問視する姿勢をとっていることから、大きな話題となったようだ。J.K.ローリングは以前、LGBTQを否定するようなツイートを発信し、ファンだけでなく映画に出演していた俳優のダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンからも非難を受けていた。
ローリングのこの発言はゲーム開発者にも火をつけたようで、キャラクターのカスタマイズのバリエーションを増やしたり、トランスジェンダーの設定を加えるきっかけとなったようだ。
「ホグワーツ・レガシー」はオープンワールド、シングルプレイヤー型RPGでプレイステーション5、プレイステーション4、プレイステーション4Pro、Xbox Series X,、Xbox Series S、 Xbox Oneとパソコンに対応している。