インスタグラムがその仕様に大きな変更を加えた。しかしそれは、ユーザーにとってハッピーと言えるものではないようだ。
3月2日(火)、インスタグラムアプリは、その多くのユーザーの投稿に対する「いいね」の数を隠す仕様に変更したのだ。
これまでインスタグラムユーザーは、投稿に「いいね」をした人の数や誰が「いいね」したのかを見ることができた。しかし火曜日以降、表示されるのは「いいね」をしたユーザーのうち1人の名前だけで、他のユーザーは「その他」としか表示されないようになった。
インスタグラムは2019年、一部のユーザーの「いいね」数を見えなくするテストを開始すると発表していたが、その後この変更が公式のものとなったのかどうかまでは知らされていなかった。
インスタグラムは当時、「『いいね』が与える影響を調査するべく、テストをします」とアナウンスしたうえで、「我々は、ユーザーのフォロワーたちが『いいね』の数に惑わされることなく、投稿の内容を集中して見られるようにしてほしいと考えています。テスト期間中、『いいね』の数を見られるのは投稿者本人だけです」声明を出していた。
しかしながらインスタグラムはその後、火曜の大幅変更に至るまで、「いいね」数の非表示について公式に発表したことはなかった。
突然の変更にはユーザーから多くの批判が寄せられたようで、インスタグラム側は公式ツイッターに、「意図したものではない」とつづった。
さらに、「我々はフィードへの投稿から「いいね』数を非表示にするという新たな取り組みをテスト運用しています」とつづけると、「本日、事故的に通常より多くの人々に対してこのテストを行なってしまったようです。これはバグであり、現在我々は復旧作業にあたっています。できる限り早く、みなさんに『いいね』数を見ていただけるようとり組んでいるところです」と付け加えた。
