先日インタビュー番組に出演し、王室離脱など様々なトピックについて赤裸々に語った英ヘンリー王子とメーガン妃。この中でメーガン妃はメディアから受けたいやがらせにより、自殺願望すらいだいたことを告白した。
ヘンリー王子とメーガン妃は、米大物司会者オプラ・ウィンフリーとの対談番組「Oprah With Meghan and Harry: A CBS Primetime Special」に出演。CBSで放送され、その90分中で王室離脱の件などについて大々的に語り世界の注目を集めている。
「Oprah With Meghan and Harry: A CBS Primetime Special」予告編
このインタビューでメーガン妃は、英タブロイド紙からの酷い扱いや、王室からサポートを受けられなかったことなどが原因で「自殺も考えた」ほど追い込まれたことを告白。彼女は結婚する前、皇族と結婚することがどのようなものかなどをあまり深く調べずにヘンリー王子と結婚したといい、「ネットでも調べませんでした。結婚後どのようなことになるのかなど、きちんとわかっていなかった」と話した。
守ってくれなかった王室
ふたりの結婚式は中継され、世界中が見ていた。そんな中、メーガン妃とエリザベス女王の不仲説、ウィリアム王子の妻であるケイト・ミドルトンとの不仲説などさまざまなゴシップ報道が出た。こういった報道にメーガンは声をあげたくとも、王室から「沈黙するように」言われていたという。
「みんながノーコメントでいるよう私に言った。メディアで手に負えないような内容が報じられている時でも、自分に『大丈夫、私は守られているから』と言い聞かせた。でも結婚してものごとが悪い方向へ行き、私は守られてなんかいないことに気付きました。彼らは他の王族の人々を守るために嘘をつきたがっていることにも。彼らが私を守るために真実を語るということはなかった」と話したメーガン。しかしエリザベス女王にかんしては「女王はつねに私に優しくしてくれた」と語っている。
息子アーチーくんの肌の色問題
Oprah reacts to Meghan Markle revealing somebody in the Royal Family was concerned about how dark Archie's skin color might be. pic.twitter.com/RIc15Adr7F
— Pop Crave (@PopCrave) March 8, 2021
ここで爆弾発言ともいえる事実を明かしたメーガン妃。彼女は第一子のアーチー君が生まれる前、アーチー君にはセキュリティーをつけないこと、また敬称も与えないと言われていたという。
さらには、王室内で「アーチーの肌の色がどれくらい黒くなるか」ということが懸念されていたというのだ。メーガン妃は母親がアフリカ系アメリカ人、父親がオランダ・アイルランド系であり、王室で初めて有色人種のバックグラウンドを持つ人物だからだ。
アーチー君の肌の色が懸念されていたという事実は、王室が極めて人種差別的な概念を持っているということを、具体的に明るみにだしたことになる。ヘンリー王子もこのことを認めたが、「その会話については話したくない。きまずいものだったし、私自身もショックだった」とコメントしている。
「自殺」まで考えてしまうほどのメンタリティに
Meghan Markle reveals that at one point she didn’t want to be alive anymore after the torment she faced by the British tabloids and Royal Family. pic.twitter.com/nleIoIF6W9
— Pop Crave (@PopCrave) March 8, 2021
メディアにより、あることないこと書かれ放題であったメーガン妃。彼女は精神的に疲れてしまい、「もう生きていたくない」と思ったこともあったと明かした。メーガン妃は王室に対し、メンタルヘルスを治療する助けを求めたが、“上層部”により却下されたという。
「タクシーを宮殿に呼んで、入院するなんてことはできない」と話したメーガン妃。なんと自分のパスポートすら自由に手元に置いておけなかったという。
彼女の自殺願望は「かなり現実的」であったという。「ひとりではいられなかった」とも語り、「自分に助けが必要だって認めるなんて、本当に勇気がいるもの」と当時の心境を話した。
さまざまな衝撃告白があったこのインタビュー。司会者のオプラが「ショッキングだわ」というと、メーガンは「なにも衝撃的なことを言うつもりで来たわけじゃなかったんですけどね。ただもう恐怖のそばで生きていきたくなかっただけ」と語った。