イギリスの有名司会者、ジャーナリストのピアーズ・モーガンが、メーガン妃&ヘンリー王子の近日の暴露インタビューに対し、辛辣なコメントを寄せた。このピアーズのコメントが過激だと議論を呼び、朝の生放送内で問い詰められた彼が番組の途中で帰ってしまうというハプニングが起こった。
ピアーズ・モーガンは英デイリー・ミラー紙の元編集長であり、米CNNのトーク番組「ピアーズ・モーガン・トゥナイト」の司会者も務める有名なジャーナリスト。彼はイギリスの朝の番組「Good Morning Britain」のコメンテーターとしてもレギュラー出演していた。
そんな彼は、最近イギリスで放送されたヘンリー王子とメーガン妃のインタビューの内容を痛烈批判。メーガン妃は最新のインタビューで「一時は自殺したいと思うほど思いつめた」といった旨の告白をしたのだが、これに対しピアーズは「疑わしい」疑問を投げかけたのだ。彼の過激な主張に4万10000人ほどの人々からクレームが寄せられるほどとなった。
このことを受け、ピアーズがレギュラー出演をしているGood Morning Britainの司会者アレックス・ベアスフォードは3月8日、番組内で直接ピアーズに問い詰めた。アレックスは「きみがメーガン・マークルを嫌いなのは知っている。この番組でも何度もそれを言っていた。きみがメーガンと個人的につながっていて、メーガンが君と縁を切ったのも知ってる。でも彼女は縁を切る権利がある。彼女は縁を切って以来、君のことを悪く言ったか?僕は言っていないと思う。でも君は彼女の悪口を言い続けたね」と、面と向かって指摘したのだ。
するとピアーズはおもむろに立ち上がり、なんとセットから退場。「もういい。悪いけどもうこれ以上は無理だ」といいながら去った。
後半に退場するピアーズ
Piers Morgan walks off the set of 'Good Morning Britain' when he's called out by fellow presenter Alex Beresford for his treatment of Harry and Meghan in yesterday's show. pic.twitter.com/hrvsUyVrKg
— Pop Crave (@PopCrave) March 9, 2021
ピアーズの大人げない行動に司会者は「これはまったくもって不愉快な行動だ。ピアーズはここに6時半から7時まで座っていなければならないのに」と、さらに彼を批判した。
この騒動後、同番組を放送しているITVは声明を発表。「ITVと議論をした結果、ピアーズ・モーガンはGood Morning Britainを去る時がきたと決断しました。ITVは彼の決意を受け入れるとともに、付け加えることはなにもありません」と、ピアーズが番組を降板したことを発表した。
.@ITVNews announces Piers Morgan’s departure from ‘Good Morning Britain’ following his criticism of Meghan Markle. pic.twitter.com/hyOF9eJRWM
— Pop Crave (@PopCrave) March 9, 2021
ヘンリー王子とメーガン妃はアメリカのCBS放送の対談番組「Oprah With Meghan and Harry: A CBS Primetime Special」に出演。90分のインタビューの中で王室離脱についてなどを赤裸々に語り、放送直後からさまざまな反響が出ている。
メーガン妃は過去、精神的に疲れてしまい「もう生きていたくない」と思ったこともあったと明かした。メーガン妃は王室に対し、メンタルヘルスを治療する助けを求めたが、“上層部”により却下されたという。
「タクシーを宮殿に呼んで、入院するなんてことはできない」と話したメーガン妃。なんと自分のパスポートすら自由に手元に置いておけなかったことも明かした。
しかしピアーズはメーガン妃の話した内容を「疑わしい」とコメント。自殺というセンシティブな話題について、それを否定するといったピアースの行為も議論をかもしていた。