人気ボーイズ・グループ ワン・ダイレクションの元メンバーで、現在ソロアーティストとして活躍するゼインが、音楽界最高峰のアワードであるグラミー賞をバッシングしている。
これまでソロとして「Mind Of Mine」(2016年)、「Icarus Falls」(2018年)、「Nobody Is Listening」(2021年)の3枚のアルバムをリリースしてきているゼイン。チャートもランクインし、楽曲、歌唱力も評価されているゼインだが、グラミー賞にノミネートを果たしたことは一度もない。
そんなゼインが、グラミー賞をバッシングするツイートをし話題となっている。
3月10日、ゼインは突如ツイッターで「グラミー賞もそれにかかわる人全員クソだ。握手して、贈り物を送らない限り、ノミネートの検討はされない。来年はお菓子のバスケットを送るよ」と、ノミネートの基準は楽曲への評価よりも、関係性や接待であることに対しバッシングした。
Fuck the grammys and everyone associated. Unless you shake hands and send gifts, there’s no nomination considerations. Next year I’ll send you a basket of confectionary.
— zayn (@zaynmalik) March 9, 2021
さらにゼインはその後、ツイートについて「ぼくのさっきのツイートは、個人的なものでも、適格性についてでもなかったけど、幅広い捉え方の必要性と、ノミネーションのプロセスの透明性の欠如、そして好意、人種差別、政治が、投票プロセスに影響を与えるということについてでした」と付け加えた。
My tweet was not personal or about eligibility but was about the need for inclusion and the lack of transparency of the nomination process and the space that creates and allows favoritism, racism, and netwokring politics to influence the voting process
— zayn (@zaynmalik) March 10, 2021
グラミー賞をバッシングしているのは、ゼインだけではない。去年アルバム「アフター・アワーズ」が大ヒットし、数々の記録を打ち立てたザ・ウィークエンドもグラミー賞でゼロノミネートで、同賞を「腐敗したままだ」と表現し、これはグラミーからの攻撃であるとバッシング。ラッパーのカニエ・ウェストもグラミー賞は「出来レース」とツイートし、グラミー賞のトロフィーにおしっこをかける動画まで投稿。またホールジーはグラミー賞のノミネートには、裏側でプライベートなやりとりや、賄賂(わいろ)も存在すると暴露していた。