『ハリー・ポッター』とともに成長した、という人々は少なくないだろう。そしてそれは、作品内の主要キャストであるハリー、ハーマイオニー、ロンを演じた3人の俳優たちにも言えることなのだ。
このシリーズは2001年から2011年まで10年間にわたって公開され続けてきたが、ある1人のキャストにとっては、そのすべてが「魔法のような」体験だったとは言えないそうだ。
3月8日、同シリーズで主要キャストの1人ロン・ウィーズリーを演じた俳優のルパート・グリントがポッドキャスト番組「Armchair Expert」に出演。『ハリー・ポッター』撮影中に感じていたことを率直に語った。
ルパート・グリントは番組内で、「少し息が詰まるような瞬間もあったんだ。なにせ、10年間ずっと大変な毎日だったから」と明かすと、「もちろん、すばらしい経験だったよ。ファミリーのような感じもあってね。ずっと同じスタッフで、見守られながら成長してきた。本当にいい場所だったよ。でも時々、『他のこともしてみたいな。外の世界には何があるんだろう』って考える瞬間があった」と当時を振り返った。
ルパートが20年前にロン役として起用された当時、小説版は4冊しか発表されておらず、映画化が計画されていたのも2作目までだった。しかし結果として10年も続いたことから、ルパートとしてはロンを演じ続けることがまるで「宿題」のように感じてしまったという。
これについてルパートは、「全然終わらないんだ。毎年、僕たちはまた戻ってくる。でも全く同じ人たちが、全く同じセットに集まるわけだから、まるで映画『恋はデジャ・ヴ(原題:Groundhog Day)』のようだったよ。それでも、すばらしい経験だった。あの場所が大好きだったんだよ」と語っていた。
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