配車サービスUberの運転手を暴行したとして女が逮捕された。サンフランシスコ警察が発表している。
警察当局は今週木曜、ラスベガス警察がマレーシア・キング(24)を逮捕したと公表した。なお容疑者はほかにもいるとされており、こちらは依然逮捕に至っていないものの、マレーシア・キング容疑者の弁護士によると、彼女自身は自首するつもりでいるという。
サンフランシスコ警察強盗課を率いるトレイシー・マックレイ中尉はこの事件について「世界的に厳しい状況と言われているこのパンデミックの中で、エッセンシャルワーカーとしてサービスを提供する人々の幸福と安全を無視する極めて許しがたい事件だ。サンフランシスコではこの事件を非常に重く受け止め、正義の名の下に法の裁きがくだされることを約束する」と語った。
通報があったのは7日(日)午後1時16分のこと。サン・ブルーノ・アヴェニューとベーコン・ストリートの交差点で事件は起きた。32歳のUberタクシードライバーが、2人の女性客から暴行を受けたというのだ。
警察によると被害にあった運転手は、事件当日の12時45分ごろ3人の女性を乗車させた。ところが出発してから数分後、運転手はそのうち1人がマスクをしていなかったことに気づき、車を停めた。
そしてマスクを着けていないとこれ以上乗せていられないことをつげた運転手だったが、直後に加害者から暴行を受けたという。その様子はカメラにも記録されていた。
最終的に3人は車を降りたものの、内1人が車に近づき、運転手に向かって催涙スプレーと見られるものを吹きかけたのだ。その後、容疑者らは現場から逃走している。
マレーシア・キングは化学物質を使用した暴行などの罪で逮捕されたが、他の容疑者の捜査は依然行われている。
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