『スター・ウォーズ』のファンたちは、俳優のベネディクト・カンバーバッチにどうしても演じてもらいたいキャラクターがあった。
それは1991年の小説「Heir to the Empire」にて初登場した、威厳がありながら穏やかで、戦略的にも優れた能力を持つ青い肌をした帝国軍のリーダー、スローン大提督だ。このキャラクターの名前が実写化ドラマ「マンダロリアン」のシーズン2で登場したため、ファンの間ではいずれ作品内にも登場するだろうと考えられていた。
Playing Thrawn in live-action is 'a straight no' for Benedict Cumberbatch
'There’s no way I want to be turned blue’
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— Fandom (@getFANDOM) March 11, 2021
そんな中、Colliderのインタビューに答えたベネディクト・カンバーバッチは、彼がスローン大提督を演じるのではないかというウワサについて、「はっきりと、『NO』と言わせてもらうよ」と語り、断固否定した。そして「僕自身が青い肌になることは決してないよ。つい最近、空気を青ざめさせたことはあるけどね。いや本当に、今は子供たちと過ごす時間が大切なんだ。メイク室の椅子に座って青色の特殊メイクをされる時間と、1日の終わりにそれを落とす時間を考えると、今じゃないんだよね」と理由を説明している。
なお映画『X-MEN』シリーズでミスティーク役を演じ、全身青色の特殊メイクに挑戦したジェニファー・ローレンスは、メイクだけで7時間かかっていたことや煙と毒のような匂いの中で呼吸しなければならなかったことを明かしている。スキンケアの専門家は、このような特殊メイクは防腐剤や染料、さらには鉛といった有害物質が含まれている可能性があることを指摘している。
[PR]スローン大提督はアニメ「スター・ウォーズ 反乱者たち」にも登場しており、ラース・ミケルセンが声優をつとめていた。「マンダロリアン」のシーズン2では、アソーカ・タノが帝国軍のエンジニアであるモーガン・エルズベスに「教えて、あなたのマスターはどこ?スローン大提督はどこ?」とたずねるシーンが放送されていた。