『JUNO/ジュノ』でブレイクし、トランスジェンダーであることを公表した俳優のエリオット・ペイジが、カミングアウト後初めてのインタビューに応じた。
これまでエレン・ペイジとして活躍していたエリオット・ペイジは、テレビシリーズ「Pit Pony(原題)」でキャリアをスタートさせ、映画『JUNO/ジュノ』で大ブレイク。同作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。またヒット映画『インセプション』『X-MEN』シリーズ、ドラマ「アンブレラ・アカデミー」など、様々なジャンルの作品に出演し活躍。
またエリオットは、2014年に同性愛者であることを告白し、昨年12月、トランスジェンダーであることを公表。エレンからエリオットに改名することをSNSで表明し、トランスジェンダーの人々が直面している差別についても語り、多くの人々を勇気づけた。
— Elliot Page (@TheElliotPage) December 1, 2020
そんなエリオットが、雑誌「TIME」のインタビューに応じ、表紙を飾った。インタビューや紙面に登場するのはトランスジェンダー公表後初めてである。
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エリオットはインタビューの中で「私は完全に私らしくいます」と明かしたエリオットは、いつも男の子になりたいと感じていたこと、そして母親にいつかそうなることができるか聞いたことについて明かした。彼が9歳の時、髪型をショートヘアにしていいと言われたとき、それがとても合っていると感じたという。しかし10歳の時、プロの俳優になり、テレビシリーズ「Pit Pony」で娘役としてキャスティングされ、その役のためにウィッグを着けなければいけなかったとも語っている。
さらにエリオットは、トランスジェンダーであることをカミングアウトしたニュースが、称賛と愛の両方で受け取られることを期待していたが、そこには「たくさんの憎悪やトランスフォビア(トランスジェンダー嫌悪)があることも理解していた」とも明かした。
またエリオットは、鏡を見た時に自分の体を認識し、心地よく感じるために、乳房切除の手術を受けたことも告白。この手術は誰かのためではなく、自分自身のために受けたものだと述べ、「手術は私の人生を完全に変えてくれました」と語っている。
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