NEWS

マーク・ラファロや大坂なおみなど、コロナ禍で広がるアジア人に対する差別的攻撃に声をあげるセレブたち

マーク・ラファロ、大坂なおみ NEWS
マーク・ラファロ、大坂なおみ

昨年から引き続き、世界中に猛威を振るい続けている新型コロナウイルス。私たちが“コロナのある生活”を送り始めて一年以上経つが、「アジア人=ウイルス」だという偏見で差別的攻撃は、日に日に増しているようだ。アジア人に対するヘイトクライムに対し、大坂なおみほか、多くのセレブたちが声をあげている。

大坂なおみ

世界的に有名なテニスプレイヤーの大坂なおみは、ツイッターで声明を発表。「アジア人コミュニティに対する憎しみ、人種差別、非難の多さにはうんざりします」「このトピックがあまり広く取り上げられていないことが、私を不安にさせます」と、多くのヘイトクライムの情報はインスタグラムのフィードをスクロールしていていて得たとコメントした。

マーク・ラファロ

マーベル・シネマティック・ユニバースのハルク役で知られる俳優のマーク・ラファロは、ドナルド・トランプ前大統領が新型コロナウイルスのことを「チャイナ・ウイルス」と呼んだことに反応。彼はツイッターにてドナルド・トランプに向けて「このような非科学的な政治的発言をすると、あなたの支持者の中には暴力的で排他的な行動をとる人が出てきます」とツイートし、「Do Better(賢明になれ)」と強いメッセージを添えた。

ジェイミー・チャン

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jamie Chung(@jamiejchung)がシェアした投稿

『ハングオーバー!』シリーズ2作目の出演などで知られる女優のジェイミー・チャン。フランシスコ出身で韓国のルーツを持っている彼女は、3月16日に発生したアジア人女性6人を含む8人の死者を出した事件について、「犠牲者とそのご家族に心よりお悔やみ申し上げます」とコメントし、さらには「これらの殺人事件をはじめ、数え切れないほどの暴力行為、企業の破壊、白人によるテロなどは、政治家や指導者が反アジアのレトリックの炎を煽り、世界的な大流行のためのスケープゴート(憎悪を他にそらすため、罪や責任をかぶせられ迫害される存在)としてアジア人を利用したことが直接の原因です」と声を上げた。

クロエ・ジャオ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Nomadland(@nomadlandfilm)がシェアした投稿

先日のゴールデン・グローブ賞で初の監督賞ノミネートにして、初受賞の快挙を果たした『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督も声を上げたうちのひとり。「私たちは、自分自身にもう少し思いやりを持つ必要があることを学ばなければなりません。憎しみに満ちた人たちは、自分自身を憎んでいるだけなのではないかと思うことがあります。理解し、相手の立場に立って世界を見ようとすることが必要だと思います」と、最近の米国各地でのテロ事件を受け、コメントした。

オリヴィア・マン

 

この投稿をInstagramで見る

 

o l i v i a(@oliviamunn)がシェアした投稿

『ザ・プレデター』などの出演で知られ、中国のルーツを持つ女優のオリヴィア・マンは今年2月、友人の母親がニューヨークで襲われ頭に10針を縫う大ケガを負ったことから、アジア系アメリカ人に対する暴力の増加について声を上げた。「年長者に対するこうした人種差別的なヘイトクライムは止めなければなりません。この男を絶対に見つける。クィーンズ、インターネット、お願い…やるべきことをして」と容疑者の写真と一緒にSNSに書き込み、この容疑者はのちに逮捕された。また彼女は「助けを求めても、アメリカ人の友人に激怒してもらっても、主流メディアにもっと取り上げてもらっても、これらの事件は増え続けている」と指摘した。

 

この投稿をInstagramで見る

 

o l i v i a(@oliviamunn)がシェアした投稿

tvgrooveをフォロー!