ディズニーの最新作『ラーヤと龍の王国』で主人公の声を担当しているのは、女優のケリー・マリー・トランが、反アジア系ヘイトクライムについて言及し、さらに本作によって“よろこび”をもたらすことができればと語った。
水曜日に放送された「エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)」に出演したケリー・マリー・トラン。彼女は最近発生しているアジア系に対する暴力事件を耳にすると「一度にたくさんの感情が湧き上がってくる」と心境を明かした。
「アジア系アメリカ人のコミュニティにとって非常に困難な時期であり、誰もがさまざまな影響を受けていると思います」と語ったケリー。「この映画は世界の一部を祝福するものですが、世界の一部を祝福すると同時に、このような恐ろしいことが起きていることを認めるという状況に置かれていて、それは本当に不思議な体験です」と話した。そして彼女は『ラーヤと龍の王国』が「この混乱した状況の中で、人々に少しでもよろこびを与えることができれば」と続けた。
[PR]新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、アジア系コミュニティに対するヘイトクライムが急増しているアメリカ。「Stop AAPI Hate」が発表した報告書によると、2020年3月19日から2021年2月28日までの間に、アジア系コミュニティを標的としたヘイト事件が少なくとも3,795件発生していることが明らかに。そしてそのうちの500件以上が今年に入ってから発生している。
警察署の統計を対象とした別の調査結果では2020年にアジア系アメリカ人に対する憎悪犯罪が150%近く増加したことが最近明らになっている。
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