人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」メンバーで、現在はソロアーティストとして活動中のナイル・ホーランが、グループ時代にかなり窮屈さを感じていたと告白した。
Peopleのインタビュー
ナイル・ホーランは今回、Peopleのポッドキャストインタビューに登場。そこでワン・ダイレクションで活動当時はしばしば「とらわれの身」であるように感じたことなどを告白。その理由として、熱烈なファンがホテルの入り口やどこまでも追いかけてきたことや、スタッフから外出をしないように言われていたことをあげた。
「『なんで僕たちを(ホテルから)出してくれないの?』ってよく苦しんでたよ。僕たちはただ散歩をしたかっただけなのに」と話すナイル。しかし「でもたしかに、ファンが渦巻いている中に出ることはできないよね。今なら理解はできる。でも当時は若かったし、『外に出せ!』って感じだったよ。僕たちの気持ちも分かってよ、ってね」と、フラストレーションがかなりたまったと話した。
またペルーやウルグアイ、アルゼンチンなどを周った南アメリカのツアーでも自由がなかったというナイル。
「夜中1時くらいに空港からホテルに移動していて、ショッピングセンターが見えたんだ。僕とルイとリアムは『明日起きたら絶対見に行こう』って言ったんだけど、実際翌朝になったら僕とルイは部屋でサッカーゲームをしてた。リアムが『カモン、行こうよ』って言ってきたんだけど、ルイが『窓の外見てごらん』って。警察が数えたところによると、1万人のファンがホテルの周りをずっと囲んでた」と、かなりの数のファンが押し寄せパニック状態になっていたと明かした。
ワン・ダイレクションは2015年から活動を休止。当時人気の絶頂であったが、こういったこともありメンバーは次第に精神的に疲弊していった。メンバーであるナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ゼインは現在、それぞれソロアーティストとして活動し成功をおさめている。