『スター・ウォーズ』シリーズ全編を通して最も印象に残るジェダイといえば、ヨーダだろう。彼はその知性と独特な語り方で、作品内に多くの印象的な言葉を残してきた。今回は旧三部作と続三部作の中で、特に観客の心に残ったセリフを紹介しよう。
「Impossible To See, The Future Is.(未来を見ることはできないんじゃ)」
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の中でヨーダは、どんなに強力なジェダイのパワーをもってしても、未来を見ることは誰にもできないと語っている。「過去は変えられないが、未来は自分たちの手で作り上げることができる」という意味が込められた力強いメッセージだ。
「No. There Is Another.(いや、もう一人いる)」
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』にて、ルークはハンとレイアの危機を察知し、ジェダイとしての修行を短縮してすぐさま助けに向かった。ダゴバに残ったヨーダにオビ=ワンが「彼が最後の希望だったのに」と語りかけた際に放たれたセリフだ。
「Fear Is The Path To The Dark Side.(恐怖はダークサイドに通じる)」
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にて、愛する人を救うことができなかったという底知れない恐怖を感じていたアナキンに対して向けられたセリフ。この言葉によって、アナキンの未来が不吉なものになるのではないかと想像させられた。
「Judge Me By My Size, Do You?(私を大きさで判断するのかね?)」
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』にて、X-ウィングが大きすぎて持ち上げられないとなげくルークに放たれたセリフ。「大きさは関係ない。君は私を大きさで判断するのかね?それはやめたほうがいい。私の味方はフォースだ。とても強力な」と語ったヨーダは、フォースの力を使えばX-ウィングを引き上げることができると諭した。
「Your Apprentice, Skywalker Will Be.(スカイウォーカーは、おぬしの弟子となるだろう)」
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にて、オビ=ワンから「私がアナキンを訓練します。評議会の承認がなかったとしても、かならず」と訴えられたヨーダが語ったセリフ。「クワイ=ガンへの反抗心が見える。そんなものは不要じゃ。評議会はそなたに賛成する。スカイウォーカーは、おぬしの弟子となるだろう」と口にした。こうして、アナキンと銀河の未来は封印されたのだ。