3月8日、「最終シーズン『サバヨミ大作戦』は、先ずパラマウント+で近日中に配信開始 ケーブル局で観ていたファンは当分御預けを食うことに」でお知らせした「サバヨミ大作戦7」の正式トレーラーや番宣用の写真が送られてきました。
最終シーズンのスクリーナー11話が、1週間ほど前に送られて来ました。私は、まだ8話までしか観ていませんが、予想通りの筋書きが進行中です。前回も指摘しましたが、このドラメディーの主旨は、ライザ(サットン・フォスター)が擦った揉んだの挙句の果てに、第二の人生をどう生きるか?だからです。
尤も、上のトレーラーを見ても、結末は謎のままですし、巧妙な編集(場面の繋ぎ方)が混乱を招くのみです。開口一番プロポーズの言葉で始まりますが、チャールズ(ピーター・ハーマン)に言い寄るクィン(ローラ・ベナンティ)、ライザに未練たっぷりのジョシュ(ニコ・トルトレッラ)に加えて、色目をつかうクライアントのサーファーやたまたま出くわした幼馴染み等々、ライザには次々と新たな選択肢が登場します。
残念なのは、キャスト勢揃いの番宣用写真にはダイアナ(ミリアム・ショア)が写っていますが、新婚旅行中と言う設定で、ほとんど登場しない事です。ダイアナの留守中、マーケティング部を仕切るローレン(モリー・バーナード)は、社員でもないのに、格下げされたケルシー(ヒラリー・ダフ)を顎で使い、このまま居着きそうな勢いです。又、ライザの職場は、相も変わらず山あり谷ありで、合併吸収は出版業界の現実なのでしょうが、一体誰が経営者なのか?、不安定な業界でライザはいつまでのほほんとしていられるのだろうか?と不安になってしまいます。
トレーラーでライザが吐く言葉「歳なんて関係ない!」は、サバヨミして出版業界に復帰したのに?と笑ってしまいますが、前後の脈絡が不明なので、どう判断して良いものか. . .?唯一言えることは、友達が何より大切!は、クリエイター、ダーレン・スターの永遠のテーマですから、「サバヨミ大作戦」でも、信頼できる友達に囲まれていれば、男なんていなくても、楽しく生きて行けるとライザが悟るのではないでしょうか?
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◇Meg Mimura: ハリウッドを拠点に活動するテレビ評論家。Television Critics Association (TCA)会員として年2回開催される新番組内覧会に参加する唯一の日本人。Academy of Television Arts & Sciences (ATAS)会員でもある。アメリカ在住20余年。