『スター・ウォーズ』が、「国際トランスジェンダー認知の日」に独自の方法で貢献した。
「国際トランスジェンダー認知の日」は毎年3月31日に制定されている、トランスジェンダーの人々が直面している偏見や差別に対する認知度を高め、トランスジェンダーの人々を祝す記念日だ。
この日、人気SFシリーズ『スター・ウォーズ』はインスタグラムの公式アカウントを更新。コミック「The High Republic」の特別版の表紙を投稿した。
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この投稿には、「『国際トランスジェンダー認知の日』を祝して、ノンバイナリージェンダー(男性にも女性にも属さない性)のジェダイであるテレックとセレットを表紙としたマーベルのコミック『Star Wars:The High Republic』の特別版を公開します。我々はトランスジェンダーの方々の生活をサポートし、情熱をもってこの取り組みをはるかかなたの銀河系まで拡散させることを約束します」とキャプションがつづられ、「国際トランスジェンダー認知の日(Trans Day of Visibility)」の略称である「TDOV」のハッシュタグが添えられていた。なお、「Star Wars:The High Republic」はキャバン・スコットが手がける月刊のコミックで、今回発表されたのは今年6月30日に発売される第6巻のものだった。
ジョー・バイデン米大統領がジェンダー差別を禁止する大統領令を出したにもかかわらず、今年になって20以上の州で10代の子供たちに対する性別を確認するような医療の制限を発表している。今年の 「国際トランスジェンダー認知の日」はこのように、特に若者のトランスジェンダーの人々に対する医療や教育、保護体制へのアクセスを制限しようとする立法措置が相次いでいる中で行われた。