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ニューヨークでアジア人女性が暴行された事件、一部始終を“傍観”していたビルの従業員に批判殺到 停職処分に

事件当時の映像 NEWS
事件当時の映像

先日ニューヨーク市ミッドタウンにてアジア系女性が暴行を受けた事件で、一部始終を録画していたビルの従業員に批判が集まっている。

今回、このビルを管理しているBrodsky Organizationによってポスト紙に提供されたビデオによると、ビルのドアマンは女性が男に蹴り倒された直後に開いていたドアを閉めている。なお、女性を暴行したとされるブランドン・エリオット(38)はすでに逮捕された。

男が立ち去ったあと、従業員たちはようやくドアを開け外に出ており、この一部始終が記録されていた。

Brodsky Organizationによると、この場にいた従業員たちは男がナイフを持っていたことから、すぐさま助けに行くことができなかったと主張していると言う。彼らが外に出たあとは、女性に大丈夫か確認し、ビルの中に入るよううながしたそうだが、女性はそれを断ったそうだ。その後はドアマンがパトカーを停めたことが確認されている。なおニューヨーク市警察は、この事件に関して110番された記録は残っていないが、パトロール中のパトカーがビルの関係者に呼び止められたと報告している。

https://twitter.com/martin1812963/status/1377635059033858052?s=20

ビルの従業員は今回の件を受けて停職処分となっており、ビルの管理者は「緊急時の手順が十分に守られていたかどうかを調査している」と発表した。また、「Brodsky Organizationはのアジア系および太平洋諸島系アメリカ人(AAPI)コミュニティと共にあり、あらゆる人種差別、ヘイト、暴力に反対します。そしてニューヨーク市警察、市職員、市民グループ、現地のAAPIコミュニティのリーダーたちと連携し、安全と正義のために取り組みます」と声明を出している。

なお今回逮捕されたブランドン・エリオットは過去にも母親を殺害した罪で逮捕されていた。

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