アメリカの超有名シンガーで映画『バーレスク』や『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』の出演などでも知られるシェール(74)が、昨年起こったジョージ・フロイドさん事件についてツイートし炎上してしまった。
昨年の5月、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんがミネソタ州ミネアポリスで警察に首を圧迫され死亡した事件が発生。この事件をきっかけに、人種差別抗議運動「ブラック・ライヴス・マター」が世界中で起こった。ジョージさんの首を膝で圧迫し、直接殺害に関与した元警察官のデレク・ショーヴィン被告は、第3級殺人と過失致死に加え、第2級殺人の罪に問われており、先週に裁判が行われた。
シェールは裁判をきっかけにツイッターにて「ママと話していて、彼女は『ジョージ・フロイドをことした警官の裁判を見て、泣いた』って言ってた」とつづった。「私は『ママ、これはクレイジーに聞こえるかもしれないけど、私はもしそこにいたら…助けられたかもしれないと思い続けていたの)って言ったわ」と続けた。
これに対し、ネットユーザーから「シェール、あなたはすばらしい人だと思うけど、これは違うわ。ジョージ・フロイドの殺人はあなたの問題じゃない。あなたのせいにしないで。そして、その場にいて、彼の命を救おうと最善を尽くし、トラウマになってしまっている目撃者を不用意に侮辱しないで」との声が上がった。他にも「介入しようとした消防士の懸命のEMSが成功しなかったのなら、あなたには確かにチャンスはもちろんなかったのよ。なんて投稿なの?呆れるわ。自分が何か不思議な力を持っているとでも思ってるの?」という辛辣な意見も見受けられた。
先週土曜日の朝、シェールのツイッターは一時トレンド入りする事態に。しかし、「みんな冷静になって」とシェールを擁護する声も上がった。
It’s the negative people for me. @cher is constantly helping all communities. More than most. So if a kind old lady wants to wish she was there to help. I don’t see the damn harm. Calm down. pic.twitter.com/Dbg0RjSl0G
— PearlsillaTheNewWave (@Pearlsilla) April 3, 2021
シェールは問題のツイートを削除している。