大人気スペースオペラ『スター・ウォーズ』にて、アナキン・スカイウォーカーがC-3POを作った理由がようやく明らかになった。
1991年に新三部作が発表された際、その内容はアナキン・スカイウォーカーの冒険を描く物語だった。しかし同時に、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』は惑星タトゥイーンにてアナキン少年がC-3POを誕生させた物語でもあったのだ。
旧三部作にて、C-3POが自分を作ってくれた人物に感謝する場面がある。それは実はアナキンのことだったのだ。彼は工場で作られたのではなく、少年が自身の創造意欲を集結させて作り上げられたものだった。そんなアナキンは自分の母親を助けるためにドロイドを作ったはずだが、なぜ600万以上もの言語を話すプロトコル・ドロイドを作ったのだろうか。
[PR]その理由が先日発売されたスカイウォーカー家の公式バイオグラフィー「Skywalker: A Family At War」にて明らかにされている。この本によると、C-3POはアナキンの夢と希望が詰まった作品なのだという。
この本の中では、「この少年は惑星タトゥイーンから遠く離れ、トイダリアンの奴隷ではなくもっと大きな存在になるという人生に憧れを抱いていた。彼が作ったドロイドは何百万もの言語を話すことができる。アナキンはいつか、自分の旅のお供としてC-3POをつれ、母親とともに様々な土地を訪れるなかで、言葉に不自由しないようにしたかったのだ」とつづられている。
結果として、このC-3POが銀河全体にとってかけがえのない存在になるとはアナキンにも想像できなかっただろう。彼なくして、レイとその仲間たちが古代のシスの言語を理解することはできなかった。彼のおかげで、レイたちは惑星エクセゴルにたどり着けたのだ。一人の少年の冒険への熱意が、子供たちを助け、帝国軍を打ち破る優秀なドロイドをつくりあげたのだった。