人気SFシリーズ『スター・ウォーズ』の制作がディズニーに移って以降、ファンからは作品を通して起こった多くの問題の責任がルーカスフィルムの社長にあるとの声があがっていた。ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディにとって悩みの種だったことは間違いないだろう。しかし彼女が『スター・ウォーズ』をなんとかしようとさまざまな決断や行動を起こしたところで、彼女はディズニーに雇われた1人に過ぎないのだ。
もちろんキャスリーン・ケネディはマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ同様、作品を制作していく上で多大な影響力を持っている。しかしディズニーはその2つの会社を傘下に持ち、あらゆる問題に対して最終的な決断をすることができるのだ。それはとても繊細な問題であり、この2社の社長がどこまで権限を持っているのか確実なところは誰も知らないが、『スター・ウォーズ』が2つの方向に引っ張られているのは明らかだろう。
[PR]劇場版作品については賛否両論が真っ二つに分かれる傾向にある一方で、シリーズ初の実写化ドラマとなった「マンダロリアン」では監督のジョン・ファヴローとデイヴ・フェローニが絶賛される結果となっているのだ。
ところが、関係者のダニエル・リッチマンによると、水面下での権力争いがぼっ発しており、とくにディズニーがより多くの権力を握ろうとしているというのだ。
しかし、我々がこのような情報を得るのは初めてではなく、おそらく今後も何度か沸き起こる問題だと考えられる。『スター・ウォーズ』シリーズは、今後も映画と配信作品の両面でますます展開していくことが期待されることを考えると、その量と質を確実なものにするためにも、クリエイティブなら面での意識の統一がさらに必要となってくるだろう。
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