イギリスのフィリップ王配(エディンバラ公)が亡くなられた。4月9日(金)にバッキンガム宮殿が発表。享年99歳であった。
フィリップ王配はイギリス海軍で第2次世界大戦に従軍後、当時即位前のエリザベス王女(のちの女王エリザベス2世)と1947年に結婚。イギリスの歴史の中で最も長く在位した国王の配偶者となった。
フィリップ王配は2017年8月に公務を引退、公の場から遠ざかっていた。そして今年の2月、体調不良でロンドンのキング・エドワード7世病院に入院し、3月はじめに聖バーソロミュー病院に転院し、心疾患の手術を受け、中旬には退院したばかりであった。
イギリス王室は「女王陛下が、愛する夫、エディンバラ公爵フィリップ王配の死去をアナウンスするのは深い悲しみであります。フィリップ王配は、今朝ウィンザー城で安らかに息を引きとりました」と発表。また王室はフィリップ王配の喪失を世界中の人々と悼むため、ウェブサイトを添付。今後さらなるアナウンスがあることを明かした。
It is with deep sorrow that Her Majesty The Queen has announced the death of her beloved husband, His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh.
His Royal Highness passed away peacefully this morning at Windsor Castle. pic.twitter.com/XOIDQqlFPn
— The Royal Family (@RoyalFamily) April 9, 2021
またイギリスのボリス・ジョンソン首相もこの訃報に「悲しみに満ちています。多くの若者たちの生活に影響を与えてくれました」「彼は王室と君主制のかじ取りをし、それが私たち国民の生活のバランスと幸福に、まぎれもなく不可欠な制度であり続けています」とコメントしている。