オスカー受賞経験のある人気女優のニコール・キッドマン(53)が、新作映画の撮影現場で目撃され話題となっている。
ニコールは、脚本家兼監督のアーロン・ソーキンがメガホンをとる伝記映画『Being the Ricardos(原題)』でコメディアンのルシル・ポールを演じる。ルシル・ポールはアメリカのコメディアンで、テレビ制作会社で初の女性経営者となった人物として知られる。また、1930年代から女優として活躍しており、エミー賞に13回ノミネートされそのうち4回受賞。アメリカで最も人気があり影響力のある人物の1人とされていた人物だ。
ニコールは、撮影の合間に衣装の上に長めの黒いコートを羽織って、ルシル・ボールと同じような薄オレンジ色のウェーブのかかったヘアスタイルをしていた。黒のマスクをしている写真では、一見ニコールとはわからないほどだ。
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『Being the Ricardos(原題)』は、アメリカで1951年~1957年にわたって放送されたルシルの代表作シットコム「アイ・ラブ・ルーシー(I Love Lucy )」で共演したデジ・アーナズとの関係を描いた伝記映画。2人は1940年から結婚し、1960年に離婚している。
本作のキャスティングでは、デブラ・メッシングがボールを演じるべきだったと考えるファンから批判されたほか、キューバ系アメリカ人であることからスペイン人俳優のハビエル・バルデムをアーナズ役に起用したことを問題視する声も出ていた。
ソーキン監督は、ニコールとハビエルを起用した理由について『アイ・ラブ・ルーシー』のキャラクターというよりも、俳優としてのルシルとデジに焦点を当てたものだと『Entertainment Tonight』に語っていた。
The Hollywood Reporterによると、トニー・ヘイル、アリア・ショウカット、クラーク・グレッグ、ジェイク・レイシーも出演が決まっている。また公開日については未確定のようだ。