俳優のアルフレッド・モリーナが今年12月に公開が予定されている映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にてドクター・オクトパス役にカムバックすることがわかった。なおアルフレッド・モリーナは同作の舞台裏も明らかにしている。
アルフレッドはVarietyのインタビューの中で「撮影期間中、全員に対して内容を絶対にバラさないようにって命令が出ていたんだ。マーベルにとっては大きな大きな秘密のプロジェクトだったからね」と語り、「でもね、すでにネット上で拡散されてるじゃないか。自分で言うのもなんだけど、ハリウッドで僕ほど秘密を守れないヤツはいないと思うよ」とぶっちゃけた。
アルフレッドは、2004年に公開された映画『スパイダーマン2』にてトビー・マグワイア演じる主人公の敵役として初登場した。彼が演じる科学者オットー・オクタビアスは研究室での事故により狂気にとりつかれたドクター・オクトパスへと変貌してしまったのだった。
アルフレッドは今回再びこの役を演じることについて、「とてもすばらしい気分だ」と語ると、「17年も経って、また同じ役を演じるというのはとても興味深い。この間に僕は顔周りに肉がついてしまったし、目尻のシワも増えた。それに、本当に本当にわずかだけど、腰も曲がり始めたんだからね」と17年での自身の変化を赤裸々に語った。
なお、アルフレッド演じるドクター・オクトパスは前作でニューヨークのイースト・リバーに身を投げて命を落としている。どのように最新作でカムバックしたのかたずねられたアルフレッドは監督のジョン・ワッツから「この世界においては、誰も本当に死ぬことはない」と教わったことを明かしている。
さて、外見の老化を気にしていたアルフレッドだが、最新作ではどのようにして17年前と同じ姿に見せていたのだろうか。それには最先端CGIを用いた若返り技術がほどこされていた。
アルフレッドはそんな撮影方法について、「もちろん僕には、17年前と同じような身体能力はない。それはどうしようもない事実だ。」と語り、「でもそこで思い出したんだ。動くのは僕自身じゃない、タコの触手たちだって!」と続けた。アルフレッドが語るには、彼は基本的に視線を動かすだけで、破壊したり、ふみつぶしたり、殺したりする動きは全て触手がやってくれたそうだ。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はトム・ホランドが主演を務め、今年12月17日に公開される。