4月17日(土)、9日に亡くなったエディンバラ公爵フィリップ殿下の葬儀がウィンザー城内セント・ジョージ礼拝堂で執り行われ、エリザベス女王は73年間連れ添った最愛のパートナーとの別れを惜しんだ。
葬儀の間中、フィリップ殿下が眠る棺の上にはエリザベス女王が残したと思われれる直筆の手紙と女王自身が選んだという白いユリやフリージア、バラ、スイートピーなどをあしらったの花輪が添えられていた。
英国王室は手紙の内容について「プライベートなものである」という認識から明らかにしていないものの、映像からはシンプルに「In loving memory(愛すべき思い出とともに)」という言葉と、エリザベス女王の少女時代のニックネームである「Lilibet(リリベット)」という文字が書かれていることを確認することができた。報道によると、「Lilibet(リリベット)」はエリザベス女王にとって少女時代の呼び名ではあるものの、フィリップ殿下は最後までその名で女王を呼んでいたそうだ。
今回の葬儀は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出席者を親族と親しい友人の合わせて30名のみに限定。ソーシャルディスタンスを確保するため女王は1人で椅子に座り、うつむき気味で王配をしのんだ。
なお今後の女王の公務には家族が同行するとの報道もある中、王室の上級補佐官はPEOPLEの取材に対し、「家族のメンバーは常に女王のそばに立ち、積極的にサポートするでしょう。女王も女王であり続けます。女王は自分のなすべきことをよくご存じですし、フィリップ殿下も女王が公務を続けることを望まれていましたから。殿下が退役した際も、女王は公務を続けられましたしね」と語り、女王の退位はないことを断言している。
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