オーストラリア出身の人気俳優ヒュー・ジャックマンが主演を務めるリバイバル版『The Music Man(原題)』。本作のプロデューサーであるスコット・ルーディンのパワハラ騒動が世間を騒がせているが、ついにヒューがこの騒動について口を開いた。
スコット・ルーディンといえば、『ノーカントリー』や『トゥルーマン・ショー』『ソーシャル・ネットワーク』など様々な話題作に携わってきた名プロデューサー。そんな彼の疑惑について、先週、Hollywood Reporter誌が報じた。この報道記事では、スコット・ルーディンがアシスタントの手にコンピューターのコンソールを叩きつけたり、別のアシスタントにベイクドポテトを投げつけたりするなど、職場でのパワハラに関する無数の主張が記載されている。そして報道の数日後スコットは声明を発表し、自分の行動について謝罪した。
この一連の報道で注目が集まったのは、彼がプロデュースする新作『The Music Man(原題)』で主演を務めるヒュー・ジャックマンだ。彼はニューヨーク・タイムズ紙に対し、声明文を発表した。「私が言いたいのは、スコット・ルーディンと仕事をした経験について話してくれた人々をどれほど尊敬し、賞賛しているかと言うことです」「立ち上がって真実を述べるには、とても大きな勇気と強さが必要。これはブロードウェイやエンターテインメント業界だけでなく、すべての職場で、長い間待ち望まれていた会話の始まりなのです」とヒューはつづった。
さらに「彼(スコット)は今それについて話し、『The Music Man』から身を引きました。これがすべての被害者と地域社会にとって癒しの旅になることを願い、祈っています」と続け、「私たちは現在『The Music Man』チームを再構築しています」と話し、スコット降板後はより良い環境を作ることを目指しているようだ。