アンバー・ハードは、元夫で俳優のジョニー・デップが彼女に対して訴えている、賠償金5000万ドル(約54億円)の名誉棄損裁判を却下しようとしているようだ。
昨年、ジョニー・デップはイギリスの大衆紙「サン」に対して、自身のことを「DV夫(Wife beater)」と表現した記事が名誉棄損にあたるとして訴訟を起こしていたが、判事より記事の内容が「おおむね事実である」との判決がくだされた。この判決を不服としたジョニーは、裁判のやり直しを求める控訴をおこなったが、その控訴も棄却された。
またジョニーはアンバー・ハードに対しても2019年に名誉棄損裁判を起こしているが、こちらは新型コロナウイルス感染拡大などの影響により延期されている。
そんな中、アンバーの弁護士チームは、イギリスでの裁判の判決は彼女の発言が真実であることを証明しているとして、裁判所に補足の罪状認否を提出したという。
アンバーの弁護士はDeadlineを通じ「イギリスの判決に完全な効力を与えるには、ワシントンポストに掲載された論説の声明が真実であるということが必要です。デップ氏は何度もハード氏に対して家庭内暴力を犯し、彼女の人生を恐れさせました」とコメント。さらに「したがって、法律問題として、デップ氏は彼の主張のいずれにも勝つことはできず、デップ氏のハード氏に対する苦情は完全に却下されるべきです」と述べている。
当初この裁判は今年の5月から開始される予定であったが、2022年の4月11日まで延期となっている。
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