2017年までディズニーチャンネルで放送されていたドラマ「ガール・ミーツ・ワールド」に、終了から4年経った今になってツイッター上で批判の声が集まっている。
「ガール・ミーツ・ワールド」は2000年まで放送されていたコメディドラマ「ボーイ・ミーツ・ワールド」の続編だ。「ガール・ミーツ・ワールド」の物語は「ボーイ・ミーツ・ワールド」の主人公コーリーとトパンガの間に生まれた娘ライリーを中心として、親友のマヤやクラスメイトのファークル、ルーカスらと共に過ごすスクールライフや日常生活を描いている。
そんな「ガール・ミーツ・ワールド」に関して現在ツイッターで物議をかもしているのが、ドラマ内でのファークルのシーンだ。
あるエピソードの中で、ファークルが自閉症スペクトラムの1つであるアスペルガー症候群だと診断されるシーンがある。ファークルがその内容を友人たちに伝えると、友人たちはただちに「そんなはずはない」と否定するのだ。エピソードの最後でアスペルガー症候群と診断されたのは別の生徒で、ファークルは勘違いしていただけだったことが判明するものの、このシーンにより自閉症は悪いものだという考え方を多くの視聴者が持ってしまう可能性があった。
またファークルが神の存在を疑問視し、不可知論者(人間は神の存在を証明することも反証することもできないという考え方)であるかのように描いているシーンもあった。他のキャラクターはファークルの考え方に同意するわけでもなく、「神が見えないからといって、存在しないわけではない」と、さとしていたのだが、SNS上ではこれが「宗教観の押し付け」ではないかと問題視する声があがったのだ。また共産主義の思想を描くような内容もあったと指摘されている。
この内容に対しツイッター上では、「ファークルの扱いがあまりにもひどい」と批判的な声があがっているのだった。